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主要中銀、ヘッジファンドやシャドーバンクを調査-3月の混乱解明へ

米連邦準備制度理事会(FRB)やその他の中央銀行は、ヘッジファンドなどのシャドーバンク(影の銀行)の調査を開始した。3月に起こった市場混乱について解明を目指す。

  3月には世界の投資家が現金確保に動いたことで金融システムが脅かされ、当局による異例の救済措置につながった。当局は規制の緩やかな短期金融市場とヘッジファンド、住宅ローンのオリジネーターなどを調査する。一部の監督機関は既に、レバレッジを効かせた米国債取引が混乱の一因だったと指摘している。

  国際決済銀行(BIS)のカルステンス総支配人はノンバンクについて、「多くのケースでシステムにとって重要な段階に達している」と指摘し、規制強化に動くべき時だと付け加えた。

  しかし、銀行以外の金融業者は家計や企業への信用供与で大きな役割を果たしており、その円滑な機能は金融市場と経済の健全性に欠かせない。

  ノンバンクはロビイストを活用し、混乱の責任を業界に負わせるのは誤りだと主張している。実際、金融市場に最近のストレスをもたらしたのはシャドーバンク業界ではなく新型コロナウイルスだ。

  キャピタル・アルファ・パートナーズのアナリスト、イアン・カッツ氏は「大きな改革につながるには、はっきりした証拠が必要な場合が多いが、ノンバンクについて今はそのような状況にはない」と話した。

  多くは11月の米選挙にかかっている。民主党が圧勝すれば、2010年のドッド・フランク法のような幅広い改革の可能性は高まる。

  世界の監督当局は3月に市場ストレスが現れたのはシャドーバンク業界だとみている。ヘッジファンドが米国債を売ったことやマネーマーケット・ファンド(MMF)への圧力が資産価格の乱高下をもたらし当局は流動性注入を強いられた。

原題:
Fed Is Headed for a Clash With Hedge Funds, Other Shadow Banks(抜粋)

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