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時価総額3位のキーエンス株2カ月ぶり安値、4-6月期営業益22%減

東証1部時価総額3位のキーエンスの株価が2カ月ぶりの安値を付けた。4-6月期(第1四半期)営業利益は前年同期比22%減の517億円となり、市場予想(570億円)を下回った。

  3日の日本株市場で、一時前週末比4.9%安の4万2070円と続落し、5月27日以来の安値となった。下落率は3月26日(5.7%)以来の大きさ。

  7月31日に発表した決算短信によると、売上高も前年同期比18%減少。新型コロナウイルスの世界的な流行で国内では輸出や生産が低迷し、欧米中心に海外景気も落ち込む中、設備投資需要が減った。

  引き続き今期(2021年3月期)の業績計画は非開示。配当については、第2四半期末100円、期末100円の計200円の実施を予想。株式分割を考慮すると、前期比では実質50円の増配となる。

  野村証券の野口昌康アナリストは投資家向けメモで、第1四半期の印象はややネガティブと分析した。販管費の約半分を占める人件費が業績連動で減少し、引き続き好採算だった半面、国内外での減収率が同業他社より大きかった点は悪材料とみている。

4-6月期業績
  • 売上高1099.8億円、前年同期比18%減、市場予想1194.3億円
  • 営業利益517億円、同22%減、市場予想570.2億円
  • 純利益365.1億円、同21%減、市場予想406.2億円

  キーエンスは工場自動化(FA)関連の電子機器・部品メーカーで、製品の認知やデータ収集に使われるセンサーや測定器のほか、制御機器、画像処理システムなどを手掛けている。顧客は自動車や半導体、医薬品、食品など幅広く、前期(20年3月期)の地域別売上高構成比は国内47%、海外53%。昨年12月にセンサー事業部長などを務めた中田有社長が新たに就任した。

  同社の株式時価総額は31日時点で10兆7500億円と、東証1部ではトヨタ自動車、ソフトバンクグループに次ぐ規模。

Views Of Keyence Corp. Headquarters

Photographer: Yuzuru Yoshikawa/

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