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Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
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米景気回復にはロックダウンが次善の策である可能性-カシュカリ総裁

  • 米貯蓄率上昇、議会に追加財政支援の財源あることを意味する-総裁
  • 厳しいロックダウン講じなければ「感染が全国的に再燃する可能性」
People wearing protective masks wait in line to get a Covid-19 swab test at a testing site in San Francisco, California, U.S., on Thursday, July 30, 2020. California recorded 194 new virus deaths, second only to the 197 reported Wednesday and above the 14-day average of 112.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は2日、米国の貯蓄率急上昇により、議会には新型コロナウイルス禍で失業した人々を支援する余力が十分にあると述べた。また、景気をより早く回復させるには「厳しい」ロックダウン(都市封鎖)措置が必要である可能性にも言及した。

  CBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で同総裁は、新型コロナ感染拡大の影響で国民が外出を控えているため、貯蓄が増えていると指摘。その結果、米国が追加財政支援の財源を外国から借り入れる必要性は減っているとの見方を示した。

Federal Reserve Bank of Minneapolis President Neel Kashkari Speaks At NABE Conference

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁

  同総裁は「つまり、歴史的に見れば債務の過度な膨張が懸念になる半面、われわれは自分たちで貯蓄を生み出している。これは、最も打撃を受けている人々を支援する資源が議会にはあるということだ」と発言。金利は超低水準にあり、国民と経済を支援するため、議会はこの機会を利用すべきだと呼び掛けた。

  また同総裁は、経済の行方は新型コロナを封じ込められるかどうかにかかっているとし、成長と雇用をより早く回復させるにはワクチンの実用化を待つよりも、厳しいロックダウンの方が次善の策になるかもしれないと指摘。「1カ月もしくは6週間の厳しいロックダウンをすれば、感染症例が減って検査や接触追跡で十分コントロールできる可能性がある」と述べた。

  一方、そうした措置を講じなければ感染が全国的に再燃し、「地域的ロックダウンが来年か再来年まで続く可能性は十分にあり、そうなれば破綻する企業がますます増えるだろう」と語った。

  同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

原題:
Fed’s Kashkari Urges Congress to Act, Suggests Fresh Lockdown(抜粋)

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