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7月31日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株はハイテク株のけん引で反発、景気対策交渉に期待

  31日の米金融市場では、株式相場が反発。ハイテク株が急伸した。米景気対策案を巡るトランプ政権と民主党の交渉が8月1日に再開されるとの情報にも支えられ、7月は月間ベースでもプラスで終えた。

  メドウズ米大統領首席補佐官は景気対策案を巡る交渉について、政府側は妥協も辞さないと述べた。アップルやアマゾン・ドット・コムなど大手ハイテク企業の好決算に支えられ、ナスダック100指数は他の指数をしのぐ堅調となった。マイクロソフトは動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業買収で交渉に入ったことが関係者情報で明らかになり、株価は下げを埋めた。新型コロナウイルスに関しては、フロリダ州が4日連続で1日の死者が過去最多を更新。アリゾナ州でも感染は加速し、ニュージャージー州で実効再生産数が急上昇した。米国債市場では10年債利回りが過去最低水準に近づいた。

  • 米国株は反発、大型ハイテク株に買い-月間でもプラス
  • ドル指数は上昇、月間では2018年1月以来の大幅下落
  • 米国債、10年債利回りは一時過去最低に迫る
  • NY原油先物、反発-ドル安や生産抑制で月間でも上昇
  • NY金、スポット価格が最高値更新-ドル軟調と低金利が追い風

  S&P500種は前日比0.8%上昇の3271.12。ダウ工業株30種平均は114.67ドル(0.4%)高い26428.32ドル。ナスダック総合指数は1.5%上げた。

  RDMファイナンシャル・グループのマイケル・シェルドン最高投資責任者(CIO)は、ハイテク株の強さにもかかわらず、市場は向こう1、2カ月にレンジ取引に入る可能性が十分あると指摘。不透明感が依然強いことを理由に挙げた。

  外国為替市場ではドルが月末取引で上昇。米景気対策案を巡る交渉難航が背景にある。ユーロ圏経済が過去最悪のマイナス成長だったことから、ユーロは一段と下げた。

  ニューヨーク時間午後5時前現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。月間ベースでは3.4%下げて、2018年1月以来の大幅下落。ドルは対円で1.1%高い105円90銭。ユーロは対ドルで0.6%下げて1.1775ドル。月間ベースで5.0%上昇と、約10年ぶりの堅調。

  米国債市場では長期債を中心に堅調。月末特有の取引以外にはこれといった材料を欠き、方向感に乏しい展開だった。10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて0.533%。一時は0.518%まで下げ、3月9日に記録した過去最低水準に近づいた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ドル安基調の継続や主要産油国の大幅な減産を背景に、月間ベースでも上昇した。ただ新型コロナの感染拡大が需要を圧迫する中、狭い値幅での推移が続いている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、35セント(0.9%)高の1バレル=40.27ドルで終了。この日が最終取引日となったロンドンICEの北海ブレント9月限は、36セント高の43.30ドル。10月限は27セント高の43.52ドルだった。

  ニューヨーク金スポット相場は1オンス=1983.36ドルに上昇し、過去最高値を更新。ドルの軟調と低金利が追い風となった。7月の月間上昇率は10%余りと、2016年以来のペース。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、1%高の1オンス=1985.90ドルで終了。日中には2005.40ドルを付ける場面もあったが、ドルの持ち直しを背景に伸び悩んだ。

原題:U.S. Stocks Advance on Tech Rally, Stimulus Talks: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Gains With No Deal in Sight on U.S. Stimulus: Inside G-10(抜粋)

Treasuries Underpinned Into Month-End as Long-End Finds Support(抜粋)

Oil Posts Monthly Gain Supported by OPEC Cuts and Weak Dollar(抜粋)

Gold Sets Fresh Record Heading for Best Month in Four Years(抜粋)

◎欧州市況:株続落、回復懸念で月間では3月以来の大幅安-債券軟調

  31日の欧州株は続落。朝方の上昇から下げに転じた。景気や企業利益の回復を巡る懸念がある中で景気循環株が売られた。7月全体では3月以来の大幅安となった。

  ストックス欧州600指数は0.9%安。週間では3%安となり、月間騰落率を1.1%安に押し下げた。米石油会社のエクソンモービルとシェブロンが記録的な赤字を発表し、米株式市場でエネルギー株が下げを主導する中、BPやトタルが下落。自動車や建設、旅行関連の下げも目立ち、投資家が景気に敏感なセクターから資金を移している様子が示唆された。

  欧州債も朝方の上昇から下げに転じた。月末で商いが細る中、イタリア債が下げを主導した。

  イタリア債10年利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。トレーダーらは商いの薄さや、今後数カ月の発行予定などを挙げた。

  ドイツ債も軟調だったが、10年債利回りは欧州中央銀行(ECB)の中銀預金金利を引き続き下回った。

  英国債も下落。来週8月6日のイングランド銀行政策判断が注目されている。短期金融市場は来年3月の10bp利下げを織り込んでいる。

  ドイツ10年債利回りは1bp上げてマイナス0.53%。イタリア10年債利回りは4bp上げて1.01%。

原題:European Bonds Reverse Gains in Light Trading: End-of-Day Curves、European Stocks Slump Most Since March Crash Amid Recovery Woes(抜粋)

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