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米メルク、新型コロナ治療薬とワクチンの開発を推進へ

  • 経口投与の治療薬、9月に大規模な臨床試験へ
  • ワクチンは2種類の候補、年内にヒト対象の試験開始

メルクは経口投与の新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療候補薬で、9月に2つの大規模な臨床試験を開始する予定だ。

  研究開発部門責任者のロジャー・パールムッター氏は31日、決算発表後の電話会見で、「経口投与の有効な治療法は強く必要とされている」と指摘。この治療候補薬は米エモリー大学が発見した抗ウイルス化合物を開発したMKー4482で、現在は第2相試験が行われている。当局の承認が得られれば、ギリアド・サイエンシズのレムデシビルと競合する存在になる。

  メルクは新型コロナのワクチンについても、エボラ出血熱ワクチンの同社技術とパスツール研究所が発見したはしかワクチンの技術に基づく2種類の候補で、年内にヒトを対象にした治験を開始する意向。ワクチン開発で長い歴史を持つメルクとしては、遅い参入となった。同社は患者の多様性に合わせて多様な治療が求められるとして、2種類のワクチンを追求することでこうしたニーズに応えられるかもしれないと説明した。

原題:
Merck Pushes Ahead on Coronavirus Treatment, Vaccines(抜粋)

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