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欧州債券市場の「日本化」、共同債発行でブレーキも-バークレイズ

新型コロナウイルス不況への対策として欧州が発行する巨額の共同債が、欧州債券市場の「日本化」を遅らせる可能性があると、バークレイズが指摘した。

  「日本化」とは、恒久的に低いインフレとマイナスの債券利回りの中で市場のボラティリティーとトレーディングによる利益が失われる現象だ。

  しかし、欧州連合(EU)が計画している7500億ユーロ(約93兆円)の債券を欧州中央銀行(ECB)がどの程度購入するか分からないため、市場のボラティリティー低下に歯止めがかかる可能性があるとバークレイズは分析した。

  「新たな発行はECBが購入し得る債券の幅を広げ、中銀の買いによる圧力を分散化するだろう」と、欧州金利調査責任者のカグダス・アクス氏が指摘。欧州債券市場が日本のようにならないのに役立つかもしれないと述べた。

  日本銀行は日本国債の約45%を保有している。ECBは1国の国債の33%までに保有を制限しているが、保有比率は上昇しつつあるとノルデア銀行が推計している。

German 10-year yields dropped below their Japanese peers in 2019

原題:
Flood of New EU Debt Delays Market ‘Japanification’ for Barclays(抜粋)

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