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TOPIX2カ月ぶり安値、景気懸念や円高、決算低調-ほぼ全面安

更新日時
  • 米国新規失業保険申請は増加、ドル・円は一時1ドル=104円10銭台
  • 都内コロナ感染者は過去最多463人、アドバンテストはストップ安
Views of Nomura and Daiwa Securities Ahead of Earnings Announcement
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Views of Nomura and Daiwa Securities Ahead of Earnings Announcement
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

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31日の東京株式相場は大幅続落し、TOPIXは1500ポイントを下回り約2カ月ぶりの安値。国内外の景気先行き懸念や円高、新型コロナウイルスの国内感染拡大から、景気敏感業種を中心に全業種が売られ、東証1部の9割超が値下がりするほぼ全面安。

  • TOPIXの終値は前日比43.41ポイント(2.8%)安の1496.06-5月22日以来の安値
  • 日経平均株価は629円23銭(2.8%)安の2万1710円00銭-6月15日以来の安値

〈きょうのポイント〉

  • 米国の先週の新規失業保険申請件数は2週連続で増加、4-6月の実質国内総生産(GDP)速報値は過去最悪のマイナス成長
  • ドル・円相場は一時1ドル=104円10銭台、前日の日本株終値時点は105円28銭
  • 都内の新型コロナウイルス新規感染者、初めて400人超える見通し-報道
  • パナソニック株は今期営業利益半減、コマツは今期営業益54%減の見通し、アドバンテストは通期営業益23%減の予想

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最高投資責任者は「世界的にコロナの感染者数が増えているため、景気の減速懸念がしばらく続くのではないか。業績懸念は非常に強まる」と指摘。為替が円高基調にあることについては、「1ドル=105円-108円のレンジだとみていたのが、104円になると予想と違う」と話した。

  米景気懸念で円高が進み、企業決算への失望から売りが加速する中、午後に都内の新型コロナ感染者数が過去最高と伝わると一段安になった。TOPIXの下落率は4月1日以来約4カ月ぶりの大きさとなり、日経平均は6月29日以来の2万2000円割れ。しんきんアセットマネジメントの鈴木和仁シニアストラテジストは「米経済のV字回復期待が後退して労働市場が厳しい中、失業給付など追加対策も遅れるようなら景気の先行き不透明感はさらに広がりかねない」と語る。

  個別でも前日決算開示したパナソニックやコマツが急落し、アドバンテストは値幅制限いっぱいのストップ安まで売られるなど、失望銘柄の下げが厳しくなった。みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは「日本企業の決算は悪い。国内は新型コロナ感染第2波的な動きとなっており、政府がたとえ景気刺激のキャンペーンを行ったとしても自粛ムードの強まりで景気は足踏みから脱しそうにない」と指摘した。

  • 東証33業種ではゴムや海運、鉱業、パルプ・紙、鉄鋼、保険、建設、輸送用機器、銀行などが下落率上位
1500割れ
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