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Photographer: ULRICH PERREY/AFP
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ギリアド、レムデシビルを年内200万回分余り生産へ-コロナ向け

更新日時
  • 通期の調整後1株利益見通しは6.25-7.65ドルに上方修正
  • 今後の治験は「より早期の治療、他の治療法との併用」などが対象に
Vials of the drug Remdesivir lie during a press conference about the start of a study with the Ebola drug Remdesivir in particularly severely ill patients at the University Hospital Eppendorf (UKE) in Hamburg, northern Germany on April 8, 2020, amidst the new coronavirus COVID-19 pandemic. (Photo by Ulrich Perrey / POOL / AFP) (Photo by ULRICH PERREY/POOL/AFP via Getty Images)
Photographer: ULRICH PERREY/AFP

米ギリアド・サイエンシズは30日、新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療薬レムデシビルを年内に治療コース200万回分余り生産するとの見通しを示した。4-6月(第2四半期)決算の発表資料で明らかにした。

  レムデシビルは5月に新型コロナ向けに米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可(EUA)を取得。主要な臨床試験で新型コロナの入院患者の回復を約4日間早めたことが示され、既に臨床現場で使用されている。

  同社は決算資料で通期の調整後1株利益が6.25-7.65ドルになるとの見通しを示した。これまでは6.05ー6.45ドルを見込んでいた。売上高見通しも230億ー250億ドル(約2兆4100億ー2兆6200億円)と、従来の218億ー222億ドルから上方修正した。

  ダニエル・オデイ会長兼最高経営責任者(CEO)は投資家との電話会議で、レムデシビルの有効性をさらに理解し、適応を拡大するため懸命に取り組んでいると語った。同社は発表文で今後の臨床試験では、「より早期の段階での使用や他の治療法との併用療法、新たな患者群」が対象になると説明した。

  同社は決算発表の資料で、当初の供給150万回分の無償提供を完了したことも明らかにした。また2021年に治療コース数百万回分を生産する見通しも示した。

  ただ、新型コロナの感染拡大で主力の肝炎治療薬などのギリアド製品の一部は需要が縮小した。レムデシビルの収益性についても、有効なコロナワクチンが生産されるようになった後にどうなるか不透明だ。

  4-6月期の1株利益は最も低いアナリスト予想をも下回った。株価は時間外取引で一時3%下落した。

原題:Gilead Plans to Make 2 Million Remdesivir Doses This Year (2)(抜粋)

 

(2段落目以降に通期見通しなどを追加して更新します)
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