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米金融当局は投資家を子供扱い、市場は「超現実」-クラーマン氏

  • 市場心理は経済ファンダメンタルズから遊離している-クラーマン氏
  • 相場が上昇した4-6月、バウポストはネットで売り手

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米金融当局は投資家を子供扱いし、経済指標によって正当化されない異様な市場環境の創出を助けていると、ヘッジファンド運営会社バウポスト・グループのセス・クラーマン最高経営責任者(CEO)は主張した。

  クラーマン氏はブルームバーグ・ニュースが確認した投資家向けの書簡で、「超現実という言葉すら現状を言い表せない」とし、「企業活動のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は目を覆いたくなるほどひどいことが多いが、投資家心理は驚くほど浮かれている」と述べた。

Seth Klarman

セス・クラーマン氏

撮影:ジーナ・ムーン/ブルームバーグ

  これは米金融当局の責任だと、クラーマン氏は指摘した。

  16ページに及ぶ書簡の中で、「容赦のない米金融当局の活動で、投資家は子供扱いされている。投資家は理性的に証券の価格を付けられない愚かな子供で、だから介入しなければならないと米金融当局が考えているかのようだ」と記述。「30歳になってもまだ親の保護の下で暮らしているような市場が、いつかは1人立ちすると見込まれているのかどうか、首をかしげざるを得ない」と続けた。

  クラーマン氏はバウポストのパフォーマンスを開示しなかったが、自身のファンドは力強い利益を得ており、4-6月(第2四半期)に「価格が大きく上昇する中で、当社はネットで大幅な売り手だった」と明らかにした。

  バウポストは最近購入した住宅ローン担保証券(MBS)と社債を売却し、株式でも売り越したため、ポートフォリオの現金比率は4月に開示した時点の26%から6月末には31%に上昇した。

原題:
Klarman Says Fed Is Infantilizing Investors in ‘Surreal’ Market(抜粋)

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