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エコノミストは「人種差別、性差別、エリート主義」-元FRB当局者

  • 「経済学は恥さらしだ」とクラウディア・サーム氏
  • 若手エコノミストに対していじめをしたとする経済学教授らを名指し

元米連邦準備制度理事会(FRB)シニアエコノミストのクラウディア・サーム氏によれば、エコノミストという職種は人種差別、性差別、エリート主義者の集まりだ。

  現在はワシントン・センター・フォー・エクイタブル・グロースのマクロ経済政策ディレクターを務める同氏は、「経済学は恥さらしだ」などとブログに投稿。著名経済学者にも言及し、6000語以上を費やしその理由を説明した。

  「多様性を受け入れる素地の欠如が経済学者らの知識と政策提言を損なっている。エコノミストは大学の学部時代の教室からホワイトハウスのオフィスに至るまで傷つけられる。われわれは才能ある人材を外へ追いやっている。この世界に残る人間は互いを信用せず、ひどい振る舞いを容認する」と痛烈に批判した。

  オバマ政権で大統領経済諮問委員会(CEA)の一員だったサーム氏は、博士号を取得してからの13年間に経験した数十件の具体的な事例を詳細に描いている。

  支配階級の組織に属するエコノミストらは総じて、性差別や人種差別についての研究結果を真剣に受け取ろうとしないと批判。人種差別的なコメントや性的発言をしたり、自分より若手のエコノミストに対していじめや嫌がらせ行為をしたとする経済学教授たちを名指しした。 

  名門大学が長年にわたり高く評価されている現状を覆し、より多様な出自を持つ若手エコノミストを学術界に受け入れるなど、幅広い民主化を呼び掛けた。個人的な抗議の証しとして、学会やエコノミストという職業から距離を置く姿勢も示した。

  「エコノミスト文化を変える努力は、行動を伴わなければ口だけのものだ。進歩の無さに恥じ入るべきだ」と論じ、「進歩があるまでは、自分をもはや米国経済学会(AEA)のメンバーだともエコノミストの1人だとも考えない」と宣言した。

原題:Ex-Fed Economist Says Her Profession Is Racist, Sexist, Elitist(抜粋)

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