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Photographer: PHILIP FONG/AFP
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日本株続落、新型コロナ感染拡大や低調な業績警戒-銀行など内需安い

更新日時
  • 東京都の感染者数は過去最多、営業時間短縮要請の報道も
  • 三井住友Fや花王は失望売り、FOMCは経済支援であらゆる手段
Pedestrians are seen reflected in a quotation board displaying stock on the Tokyo Stock Exchange in Tokyo on May 7, 2020. - Tokyo stocks opened lower on May 7 after a three-day public holiday, tracking recent declines on Wall Street caused by weak economic data. (Photo by Philip FONG / AFP) (Photo by PHILIP FONG/AFP via Getty Images)
Photographer: PHILIP FONG/AFP

30日の東京株式相場は続落。新型コロナウイルスの感染拡大や低調な企業業績から、銀行や陸運、電気・ガスなど内需関連中心に売られた。決算失望の三井住友フィナンシャルグループや花王も安い。

  • TOPIXの終値は前日比9.57ポイント(0.6%)安の1539.47
  • 日経平均株価は57円88銭(0.3%)安の2万2339円23銭

〈きょうのポイント〉

  • 全国でコロナ感染拡大、東京で過去最多の367人が感染-報道
    • 東京都、全域の飲食店で営業時間短縮要請へ-報道
  • 三井住友フィナンシャルグループの4-6月期純利益は60%減、花王は通期利益予想を下方修正
  • 米FRB議長、コロナ感染増が経済の重しに-FOMC金利据え置き

  東京海上アセットマネジメントの橋爪幸治シニアファンドマネジャーは「都内の新型コロナの感染者数の多さに加え、営業時間の短縮要請の可能性も考えると、人々が再び自粛モードに入りつつあることを意味する」と指摘。7-9月期もコロナの悪影響が続く可能性が出てきたとし、「4-6月期をボトムとして業績が回復に向かい、今期は小幅減益にとどまるというシナリオを書き換えなくてはならなくなる」とみていた。

  朝方こそプラス圏で始まったものの、東京都の感染者数が過去最多となる中でじりじと売り圧力が強まり、TOPIXは3日続落、日経平均は約5カ月ぶりの5日続落となった。「業績は悪いという覚悟はあったが、赤字や早期に発表される減配が相次ぐ中では投資家は持ちきれない」と、東京海上AMの橋爪氏は言う。この日は4ー6月期純利益が大幅減となった三井住友F、通期利益予想を減額した花王が売られたほか、オリエンタルランドなどレジャー関連も大幅安となった。

  もっとも、政策期待が支えとなって、指数の下げ幅は大きくなかった。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「FOMCでは、コロナ禍で米連邦準備制度理事会(FRB)はあらゆる政策サポートを行うということを改めて示した」と評価。日本株は8月のパフォーマンスが冴えないアノマリー(理由が明確ではない経験則)があるものの、日経平均は当面2万1000-2万3000円の横ばいレンジで推移しそうだとみていた。

  • 東証33業種では空運や電気・ガス、陸運、銀行、建設、鉄鋼が下落
  • 証券・商品先物取引や精密機器、情報・通信、輸送用機器は上昇
3日続落
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