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ドイツ銀、4-6月の債券トレーディング収入は8年ぶり大幅増

  • 債券トレーディングは39%増収、資金調達などの助言手数料は73%増
  • 不良債権に7億6100万ユーロの引き当て-6月の見通しとほぼ一致

ドイツ銀行の4-6月(第2四半期)の債券トレーディング収入は約8年ぶりの大幅増加となった。クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)の立て直し計画は3四半期連続で進展した。

  29日の決算発表によると、債券トレーディング収入は39%増と2012年7-9月(第3四半期)以来の大幅な増加となった。資産運用、ウェルスマネジメントの収入は減少したものの、資金調達などの助言手数料は73%増えた。

  投資銀行部門、特にトレーディング業務が今年、商業銀行部門の不良債権増加の見通しやマイナス金利の悪影響を打ち消す要素になっている。ゼービングCEOは今月、1年前に打ち出した立て直し計画が予想通り、あるいはそれよりも前進していると述べていた。

  同CEOは決算の発表資料で「厳しい環境の中で増収を達成しコスト削減も続けた。全ての目標の達成に向け、計画通り進んでいる」と説明した。

  再編後も保持する中核部門の収入は6%増。投資銀部門がけん引した。トレーディング業務への依存低下の取り組みで中心となるトランザクションバンキングは4%増。

  不良債権に備えた引き当ては7億6100万ユーロ(約940億円)と6月時点に示した見通しの約8億ユーロにほぼ一致した。企業が新型コロナウイルス危機の初期に利用した信用枠の返済や借り換えを進めた結果、自己資本比率は上昇した。

原題:
Deutsche Bank Turnaround Gets Another Boost From Trading Rally(抜粋)

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