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ドル・円小動き、ドル安基調の中で月末需給に振れる-105円付近

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円前半を中心に小動き。前日海外時間に続いて105円割れの場面があったが、この日のスポット取引の応当日が月末となることから、実需のドル買い・円売り主導でやや持ち直した。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時42分現在、前日比0.1%安の104円96銭。ここまでのレンジは104円94銭から105円24銭
  • オーストラリアドル・ドルは前日比0.2%高の1豪ドル=0.7174ドル、豪ドル・円は0.1%高の1豪ドル=75円29銭

市場関係者の見方

NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • きょうのスポット応当日が7月末でドル買い期待が高かったが、序盤は株安につれて105円割れ。ただ、円高に関する財務省幹部の発言が報じられたことや、月末に絡んだ実需の円売りが出たことで戻りを試した
  • ドル安基調は根強く、ドル・円の上値は重い。また、今週金曜にかけて、105円ちょうどにオプションストライクが集中しており、105円前半が重く、105円割れが固い一因になっている

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • ドル・円は105円割れの達成や、足元8営業日でドルインデックスが2.5%あまり下落したことから、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた調整や値幅が確保されたことによる利益確定でドル買い戻し
  • 株についても、やや下落が意識されるチャート形状になってきたこともあり、それを受けたドル買い戻しの兆しも
  • きょうのFOMCでは、フォワードガイダンスの強化とイールドカーブコントロール(YCC)への言及の有無に注目。YCCに踏み込んだ発言がなければ、米金利は上昇、株安となるリスクがあり、この場合にはクロス円の下落リスクを意識したい

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • ドルが安くなるという見方が非常に強い中で、ドル安が商品の価格を押し上げ、豪ドルも押し上げている。この流れはすぐに変わりそうにないと思う
  • 豪消費者物価指数(CPI)が若干弱めの結果となり、豪ドルも弱含んだが、市場の焦点は物価ではなく、経済動向にある。物価が下がったといっても、追加緩和に踏み切る局面でもない
ドル・円は105円台前半での小動きに

背景

  • 米FOMCは日本時間30日午前3時に金融政策を発表。同3時30分からパウエル連邦準備制度理事会議長の記者会見が行われる
    • 今回の会合ではフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0ー0.25%のレンジに据え置くことはほぼ確実とみられている
    • 一方、金利や資産購入のフォワードガイダンスの見直し、金融政策決定の枠組みが議論される見込み
  • 105円を割り込んだドル・円相場について財務省幹部は、「為替の水準についてはコメントしない」としつつ、「為替の安定は重要なので、緊張感を持って為替市場動向を注視している」と述べた、とロイター通信が報道
  • オーストラリア統計局が29日に発表した4-6月期のCPIは全体で前期比1.9%低下した。市場予想は2.0%の低下
    • また同CPIトリム平均は前期比0.1%低下と、市場予想の0.1%上昇を下回った
  • 日経平均株価は前日比260円安で取引を終えた
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