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ECB緊急購入「出口戦略」インフレ動向次第-ストゥルナラス氏

更新日時
  • PEPPの購入枠をECBが使い切ることになるとストゥルナラス氏
  • ユーロ圏経済はECB予測に沿って回復しているがリスク「下向き」

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ギリシャ銀行(中央銀行)のストゥルナラス総裁は、「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」の終了時期について、ECBが主にインフレ動向に基づいて決定すると述べ、PEPPが当初の予想より長期化する可能性を示唆した。

  ストゥルナラス総裁はアテネでのブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、PEPPに関する質問に対し、「われわれには出口戦略がある。それは主にインフレ動向次第となろう」と語った。

  ストゥルナラス氏は総額1兆3500億ユーロ(約166兆円)のPEPPの購入枠をECBが使い切ることになると予想。世界の幾つかの地域での新型コロナウイルスの感染再拡大は心配の種だが、ユーロ圏経済がECBの予測に沿って回復しているとの認識を示した。

  ECBのラガルド総裁は、新型コロナ危機からの実質的な「復興基金」となる総額7500億ユーロの欧州連合(EU)の経済再建策にもかかわらず、回復見通しは引き続き不確かで安定しないと警告している。

  ストゥルナラス総裁もその見解に同意し、「われわれが4月に底を見たのは確かだ」としながらも、ユーロ圏経済のリスクは「下向き」だと指摘した。

   2021年にかけても銀行への配当見送り要請を延長するかとの質問には、パンデミック(世界的大流行)を食い止める努力に左右されると答えた。

  ギリシャは「次世代のEU」と呼ばれる復興基金から国内総生産(GDP)の17%余りに相当する320億ユーロを受け取る見通し。ストゥルナラス氏によれば、ギリシャ中銀の当初の見積もりでは、 21-26年に同国の成長率を平均約2%押し上げると予想される。

  

 

Inflation Outlook

ECB's baseline forecasts show price goal will be missed through 2022

Source: Eurostat, ECB

Bond Buying

ECB is seen spending close to another 2 trillion euros on assets by end of 2021

Source: ECB, Bloomberg survey of economists conducted July 3-8

Note: December 2021 value based on economist estimates

原題:ECB’s Stournaras Says Virus Bond-Plan Exit Depends on Inflation、
Stournaras Sees Major Boost to Greek Economy From EU Aid Deal(抜粋)

(ストゥルナラス氏の発言を追加して更新します)
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