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キヤノン株が99年以来の安値、4~6月期は初の赤字-在宅勤務が打撃

  • 株価は一時、前日比11%安の1854円まで下落
  • 配当水準や経営の方向「早い説明が求められる」-SMBC日興

キヤノン株が21年ぶりの安値となった。4-6月期の営業損益は178億円の赤字(前年同期は431億円の黒字)に転落。初の四半期赤字となり、市場予想(100億円の黒字)を大きく下回った。

  株価は一時、前日比11%安の1854円まで下落。1999年10月28日以来の安値となった。

21年ぶりの安値
Canon Tokki Corp. Chairman and CEO Teruhisa Tsugami Interview

キヤノンは赤字に転落

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  28日の発表によれば、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が広がり、前年同期に404億円の黒字だったオフィス部門が9億円の赤字となった。取引先の拠点閉鎖に伴い、オフィス機器本体とサービスからの収益が大幅に減った。

  今期(2020年12月期)の営業益も前期比74%減の450億円となる見込みで、市場予想(1354億円)を大きく下回る。手元資金確保のため、中間配当は40円(前年は80円)に減額する。

  SMBC日興証券の桂竜輔アナリストは28日付リポートで「減配は英断」と評価。ただ配当水準の考え方や今後の経営の方向についての説明がなかったとして、「経営からの早い説明が求められる」と指摘した。

4-6月期の業績

20年19年
売上高6733億円9059億円
営業損益▲178億円431億円
純損益▲88億円345億円
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