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超長期債が反落、利回り水準低下で戻り売り圧力ー2年入札結果は順調

更新日時

債券市場では超長期債が反落。前日まで堅調に推移して利回り水準が大きく低下したことで、戻り売り圧力が掛かった。一方、この日実施の2年国債入札は順調な結果となったものの、相場全体を押し上げるには至らなかった。

  • 新発30年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.54%、新発40年債利回りは1bp高い0.565%
  • 長期国債先物9月物の終値は5銭安の152円31銭。2年債入札結果を受けて横ばいまで戻す場面もあったが、その後は上値が重く、一時は152円28銭まで下落

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 2年入札は意外に順調だったが、超長期ゾーンが重く、先物相場も軟調
  • 米中対立など金利低下リスクが意識される中、超長期債は前倒しで買った投資家が多いとみられ、今月の入札も順調にこなしたが、利回りが下がったことで買いが一服している
  • コロナ感染再拡大に伴う在宅勤務7割対応や夏季休暇を控えて、必要分を入札で早めに確保した参加者が多かったのではないか
  • そもそも10年金利がプラスで推移する中、超長期ゾーンがフラット(平たん)化していくのにも限界がある
新発30年物国債利回りの推移

2年債入札

  • 最低落札価格は100円46銭0厘と、市場予想中央値(100円45銭5厘)を上回る
  • 応札倍率は4.56倍と、前回の4.68倍をやや下回る
  • テール(最低と平均落札価格の差)は7厘と、前回9厘から縮小
  • SMBC日興証の竹山氏
    • 海外投資家の需要減退など懸念材料はあったが、日本銀行の買い入れオペに入れるための需要が大半だろう
    • 既発の414回債より金利が高めに買えたのもある
  • 備考:2年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.135%-0.120%0.015%0.390%0.540%0.565%
前日比横ばい-0.5bp横ばい横ばい+0.5bp+1.0bp
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