コンテンツにスキップする
Subscriber Only

ファイザー、ワクチン需要長期にわたると想定-コロナ消えない公算

  • 新型コロナワクチンで2段階のビジネスモデルを見込む
  • 「インフルのように通常の予防接種になることがあり得る」とCEO

米製薬会社ファイザーは、新型コロナウイルスが根絶しない状況に備えている。感染予防に向けた定期的な接種が長期にわたって求められる可能性がある。

  ファイザーと提携先の独バイオNテックは新型コロナワクチン開発で先行組の一角を占める。両社が共同開発するメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは、27日に後期段階の臨床試験に入った。10月にも当局への承認申請の準備が整う可能性がある。

  ファイザーは新型コロナワクチンについて、有効性を確保するにはインフルエンザワクチンのような定期接種が必要になる可能性に言及。同社のアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は28日のインタビューで「ワクチンの免疫が永久に続かないか、ウイルスが変異する、あるいはウイルスが何度も戻ってくる方法を見いだすシナリオとなる可能性が高い」と述べた。

  ブーラ氏によると、ファイザーはワクチンについて2段階の市場投入を想定している。第1段階はいわゆるパンデミック(世界的大流行)の時期で、2020年から21年にかけて続くと予想。この間に同社は、安全かつ有効で価格も手頃なワクチンを各国政府に提供することを目指す。ブーラ氏は感染拡大が世界に与えている影響を考慮し、通常を大きく下回る価格で政府に供給していくと述べた。

  ミカエル・ドルステン最高科学責任者は、新型コロナが存在し続けることが確実になれば、ファイザーは年1回または半年ごとのワクチン接種が当面必要になる第2段階に入るだろうと述べた。

  ブーラ氏によると、新型コロナがインフルのように繰り返し襲ってくれば、ワクチンに関するビジネスモデルは根本的に変わるとみられる。同氏は「インフルのように通常の予防接種になることがあり得る」と指摘。ファイザーとしては、医療システムに提供する価値に基づいてワクチンの価格を見直すことになるだろうと説明した。

参考記事
コロナワクチン、2回投与が必要なら課題山積-ロジスティクス複雑化
世界の大半でワクチンないまま次の波到来へ-元WHOシュテール氏

原題:
Pfizer Says Covid Could Endure, Sees Long-Term Need for Shot(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE