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コロナ感染の再拡大、もろい世界経済回復にリスク-アジアが黄信号

  • 感染拡大をより効果的に抑制してきたとされるアジアで再流行
  • 経済は消費者信頼感がいかに迅速に回復するかに大きく左右される
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世界経済の脆弱(ぜいじゃく)な回復が失速する恐れがある。

  アジア太平洋地域はこれまで、世界のどこよりも新型コロナウイルスの感染拡大をより効果的に幅広く抑制してきたと考えられていた。しかし、ここにきて感染が再拡大している。世界の他の地域にとって黄信号だ。

  中国が今週発表した本土での感染症例はこの4カ月余りで最多となり、北京では21日ぶりに新たな感染者が確認された。東京や香港、メルボルンもそれぞれ記録的な感染者数となっており、100日近くにわたって国内で新規感染者が出ていなかったベトナムも感染拡大と闘っている。

中国本土のコロナ新規感染、26日は57件-約4カ月で最多

  ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は「世界経済は危険な状態にある」とした上で、「今後数カ月のうちに世界経済がリセッション(景気後退)に陥らないようにするために重要なのは、継続的で積極的な金融・財政支援だ」と指摘した。

Global Recession Deepens

The IMF is predicting a 2020 global contraction of 4.9%

Source: International Monetary Fund

  経済状況は消費者信頼感がいかに迅速に回復し得るかに大きく左右される。旅行や観光は引き続き低迷しており、潜在需要が抑えられている。信頼感は新型コロナの抑制にいかに成功し、失業者がいかに早く職を見つけられるかに影響される。

  経済協力開発機構(OECD)の元チーフエコノミストでシティグループのチーフエコノミストであるキャサリン・マン氏は「消費者は2019年まで並外れたパフォーマンスと安定した雇用をけん引してきたため、世界経済は消費者が復活するまで不振となるだろう」と語る。

アジア太平洋地域の景気回復、今は「始まりの終わり」-ゴールドマン

  ラジャン元インド準備銀行(中央銀行)総裁はDBSグループ・ホールディングスが先週主催したオンライン会議で、たとえワクチンが実用化されても、世界に行き渡るまで待つことになると指摘。「経済が全開に戻るのは早くて来年第2四半期または第3四半期になるだろう。今の世界では想像しがたいことだが、全てが予定通りに進んだとしてもだ」と述べた。

Weak Rebound

China’s growth picking back up but still forecast to be weakest since 1970s

Source: National Bureau of Statistics, Bloomberg survey

原題:
Flaring Virus Threatens World Economy’s Sputtering Recovery (1)(抜粋)

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