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7月28日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が反落、決算主導の値動き-米国債と円は上昇

  28日の米国株式相場は反落。世界的に新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、企業決算を見極めながらの値動きとなった。米国債相場は上昇。

  • 米国株は反落、決算主導-マクドナルドが下げファイザー大幅高
  • 米国債、総じて堅調-7年債入札が好調
  • NY外為、スイス・フランが上昇-円にも逃避需要
  • NY原油は反落、米在庫が再び増加との見方
  • NY金先物は続伸、一時2000ドル突破も伸び悩む

  マクドナルドと3M、ハーレーダビッドソンはいずれも、予想を下回る決算が嫌気されて株価が下落した。一方、ファイザーは大きく上昇。収益見通しの引き上げと、新型コロナワクチン開発が後期の治験段階に入ったことが強材料となった。イーストマン・コダックは政府融資を確保したことを好感し、株価は記録的な急伸。 

  S&P500種は0.7%下げて3218.44。ダウ工業株30種平均は205.49ドル(0.8%)安い26379.28ドル。ナスダック総合指数は1.3%下落した。 

  今週は大手企業の決算発表が続く。また、新型コロナ感染の再拡大で企業収益と経済の回復軌道が損なわれたのかどうか、投資家の注目は米連邦公開市場委員会(FOMC)にも向けられる。金融当局はこの日、緊急融資プログラムの大半を3カ月延長し、年内いっぱい継続すると発表した。

  米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した7月の米消費者信頼感指数は、予想以上に低下。新型コロナ感染の加速で経済再開がとん挫する州もあり、回復の勢いが失われつつある兆しがまた増えた。

  チャールズ・シュワブのアクティブ戦略担当最高投資責任者(CIO)、ビル・マクマン氏は「ロックダウンは数々の勝ち組と、数々の負け組を生んだ」と指摘。「年末までにどのような流れになるのか、まだ不透明感はかなり残る」と続けた。

  外国為替市場ではスイス・フランが2015年6月以来の高値。円も上昇。FOMC決定を明日に控えて、逃避の買いが入った。アジアと米国で新型コロナの感染が増えていることも、市場で重く受け止められた。

  ニューヨーク時間午後5時過ぎ現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。ドルは対円で0.3%安い1ドル=105円07銭。一時は105円の水準を割り込み、3月中旬以来の安値をつける場面もあった。ユーロは対ドルで0.3%下げて1ユーロ=1.1717ドル。一時は0.2%上げ、前日の高値に接近した。

  スコシアバンクのストラテジスト、ショーン・オズボーン、フアン・マヌエル・ヘレラ両氏によれば、チャート上のドルには少なくとも104円までの下げが示されており、向こう1-2カ月内に102円に下げる可能性もある。

  米国債市場は堅調。7年債入札の好調が影響し、長期債が短期債のパフォーマンスを上回った。10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて0.58%。  

  ニューヨーク原油先物相場は反落した。投資家は米国内の供給動向を意識。29日発表される週間統計では再び在庫増が明らかになるとみられる。さらに新型コロナの感染拡大で景気回復が失速し、需要が悪化するとの懸念も強い。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は56セント(1.4%)安の1バレル=41.04ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は19セント安の43.22ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。早い時間に1オンス当たり初めて2000ドルに達したが、その後は米金融政策など複数材料を見極める展開となり、伸び悩んだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%高の1オンス=1963.90ドルで終了。ニューヨーク時間28日午後3時16分現在、金スポット価格は0.7%高の1956.31ドル。

原題:Stocks Decline in Busy Earnings Week; Bonds Climb: Markets Wrap(抜粋)

Franc Rises to 5-Year High on Haven Demand, Yen Up: Inside G-10(抜粋)

Treasuries Bull-Flatten, Extend Gains After Solid 7-Year Auction(抜粋)

Oil Slides With Expected U.S. Supply Gain Amplifying Demand Woe(抜粋)

Gold Steadies After Futures Jump to $2,000 for the First Tim(抜粋)

◎欧州市況:株は反発、決算や米緊急融資の延長を好感-ドイツ債上昇

  28日の欧州株は反発。3日ぶりの上昇となった。企業決算が注目されたほか、米金融当局が緊急融資プログラムの大半を3カ月延長したことが買い材料となった。

  ストックス欧州600指数は0.4%高。一時は0.4%下げていた。不動産銘柄が上げをけん引した一方で、鉱業株が売られた。銅、金相場の下落が響いた。フランスの自動車メーカー、グループPSAは2.4%高。業績見通しを据え置いたことが好感された。

  スイスクオート・バンクのシニアアナリスト、イペク・オズカルデスカヤ氏は、「変動の激しい環境では短期的な市場の方向性を予測するのは難しい」と述べ、「追加の金融・財政刺激策への期待が投資家の買い意欲を引っ張っている」と指摘した。

  欧州債はドイツ債が上昇。10年債利回りは欧州中央銀行(ECB)の預金金利を下回り、5月22日以来の低水準となった。英10年債利回りは一時、1月以降初めて政策金利を下回る水準に低下した。

  ドイツ債は中期債を中心に上昇した。フランス10年債利回りは3月12日以来の低水準に下げた。イタリア債は小幅安。

  英国債は変わらず。2件の国債入札やイングランド銀行(英中央銀行)による買い戻しを手掛かりに上昇していた場面もあった。

  ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.51%。フランス10年債利回りは1bp下げてマイナス0.20%。イタリア10年債利回りは2bp上げて1.01%。

原題:European Stocks Snap Two Days of Losses on Earnings, Stimulus(抜粋)

Bunds Rally, Sending Yield to Two-Month Low; End-of-Day Curves(抜粋)

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