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Photographer: Wei Leng Tay/Bloomberg
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シンガポール人の男が有罪答弁-米国で中国の工作員活動認める

更新日時
  • 偽のコンサルティング会社を設立-著名企業の社名かたり求人広告
  • 機密情報にアクセスできる米軍・政府関係者から多数の履歴書を得る
The Merlion Statue stands in a near-empty Merlion Park in Singapore on Monday, July 6, 2020. Prime Minister Lee Hsien Loong vowed to hand over Singapore “intact” and in “good working order” to the next generation of leaders, predicting the coronavirus crisis will “weigh heavily” on the nation’s economy for at least a year.
Photographer: Wei Leng Tay/Bloomberg

シンガポール人の男が米国で中国情報機関の違法な工作員として活動していた罪を認めた。米司法省が24日、ウェブサイトに声明を掲載した。

  ジュン・ウェイ・ヨウ(Jun Wei Yeo、別名ディクソン・ヨウ)被告は中国の情報機関に重要な情報を提供するとともに、米国で工作員の勧誘活動をしていたことを認めた。連邦捜査局(FBI)側が声明で明らかにした。最長で禁錮10年の量刑が10月9日に言い渡される。

  首都ワシントン連邦地検のマイケル・シャーウィン検事正代行は「米国を去ることのない米国民を狙うため、インターネットや中国人以外の人物を利用するなどして、機密の政府情報にアクセスできる米国人を標的にし続ける中国政府の手口をこの日の有罪答弁が明確に示している」とコメントした。

  FBIカウンターインテリジェンス部門のアシスタントディレクター、アラン・ケーラー氏によると、被告は2015年に中国情報機関と協力し始め、中国政府に渡す情報を得ようと米政府職員と軍関係者を標的にしていた。活動を広げるため、偽のコンサルティング会社を18年に設立したと被告は認めたという。

  声明によれば、被告は米国の著名コンサルティング企業の社名をかたる偽の会社で求人広告を出し、機密情報にアクセスする権限を持つ米国の軍・政府関係者から多数の履歴書を得ていた。  

  中国外務省の汪文斌報道官は北京で27日に開いた定例記者会見で、ヨウ被告の問題については「承知していない」と主張。「中国を中傷し圧力を加える目的で、米国の法執行部門がいわゆる中国の侵入とスパイ活動だとしてあおっていると言いたい」とし、「中国を中傷するため、このいわゆるスパイ問題を利用することを米国がやめるよう望んでいる」と語った。

原題:Singaporean Pleads Guilty to Acting as Illegal China Agent: U.S.Singaporean’s Adviser Glad Ex-Student Caught in U.S. Spy Case(抜粋)

(最終段落に中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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