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ボーイング737の一部、米FAAが検査命令-コロナで駐機の2000機

  • バルブ腐食に伴い両方のエンジンで出力を失う恐れがあるとFAA
  • アラスカ・エア・グループ、最近の飛行中にエンジン停止

米連邦航空局(FAA)は23日、新型コロナウイルスの感染拡大で駐機していたボーイング737が運航再開時に両方のエンジンで出力を失う恐れがあると、緊急の「耐空性改善命令(AD)」で指摘した。

  ADが適用されるのは737の比較的旧型のネクスト・ジェネレーション(NG)とクラシックの約2000機で、運航停止中のMAXは対象となっていない。アラスカ・エア・グループは最近の飛行中に起きたエンジン停止について、バルブ腐食で問題が生じたとFAAが指摘した4件の事例の1つに数えられる可能性が高いと説明した。

  新型コロナの影響で航空旅客需要がほぼ蒸発した際に停止となった機体の運航が再開された後、当局は検査を義務付けた。休止期間の機体管理で航空会社が講じなければならない具体的な措置は定められているが、腐食の問題はこれまで認識されていなかったことがADで示唆された。ADは駐機状態から脱してからの飛行回数が10回以下の機体と駐機中の機体に適用される。

  ボーイングは「新型コロナの感染拡大に伴う需要低迷で駐機または頻繁に利用されていない機体で、バルブはより腐食しやすい可能性がある」とした上で、問題があれば運航会社の対応を支援していくと説明した。

原題:
FAA Orders Checks of 2,000 Boeing 737 Jets Idled by Pandemic (1)(抜粋)

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