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豪州も中国が主張する南シナ海の領有権を否定-米国に続く

更新日時
  • 「歴史的権利」「海洋権益」があるとする中国の主張を豪州は拒否
  • 豪米両政府はいずれも仲裁裁判所が2016年に示した判断を引用

オーストラリア政府は中国が主張している南シナ海における広範な領有権を否定し、中国側の主張は1982年の国連海洋法条約と整合性がないと指摘した。豪州の同盟国である米国も先に同様の見解を示していた。

  国連の豪政府代表部は、中国が南シナ海の「群島」を結ぶ境界線を引き権益を主張する「法的根拠はない」とする文書を提出。「南シナ海における長い歴史的活動の間に確立された『歴史的権利』あるいは『海洋権益』があるとする中国の主張を豪州は拒否する」と明言した。

米政権、中国の南シナ海巡る権利主張は「不法」と公式に非難

  豪州および米国はいずれも、オランダのハーグにある仲裁裁判所が2016年に示した南シナ海での中国の歴史的権利は認められないとする判断を引用。中国の主張が国連海洋法条約に沿うものではないとして提訴していたフィリピンを同裁判所は支持していた。

  国連の中国政府代表部にコメントを求めたが返答はなかった。同代表部は今月、米国の立場は南シナ海に関する問題を取り巻く「歴史と事実を無視している」と反論していた。

  豪州と米国は今週、外務・防衛相会合をワシントンで開催する予定。

  中国外務省の汪文斌報道官は北京で27日に開いた定例記者会見で、南シナ海の領有権に関する豪州側の主張に「断固反対する」と反発。豪州の言い分は国際法と国際関係の基本的な規範に反していると述べた。

原題:Australia Joins U.S. in Opposing Beijing’s South China Sea Claim、China ‘Firmly Opposes’ Australia’s South China Sea Remarks(抜粋)

(最後段落に中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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