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米中「資本戦争」ならドルに打撃と警告、健全性に既に不安-ダリオ氏

  • ダリオ氏が想定の範囲と考える次の米中衝突拡大のシナリオを提示
  • 米国は財政政策で「ドルの安定を既に危険にさらしている」と指摘
レイモンド・ダリオ氏

レイモンド・ダリオ氏

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

レイモンド・ダリオ氏

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

世界最大のヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者であるレイモンド・ダリオ氏は、米中対立について、ドルに打撃を与える「資本戦争」に発展する恐れがあると警鐘を鳴らした。

  ダリオ氏は、同氏が想定の範囲と考える手段に基づく次の米中衝突のシナリオを提示。また、放漫な財政政策とイデオロギーの分断が米国を凋落(ちょうらく)に追い込みつつあると警告した。

  ダリオ氏はFOXの「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、「貿易戦争があり、テクノロジー戦争があり、地政学的戦争があるが、資本戦争もあり得る」と発言。「『中国に投資してはならない』と法律で定めたり、場合によって米国が中国で義務を負う債券の支払いをやめたりすれば、これらは可能性だが、例えばドルの価値に対する大きな影響を伴う」と述べた。

  米国が「自国の最大の敵」になることで、ドルの安定を既に危険にさらしている」とダリオ氏は指摘。「私が最も懸念するのは、われわれの通貨の健全性についてだ。生産性を高めずに財政赤字を計上し、国債を発行し、貨幣を増発し続けることはできず、それは長期的に持続不可能だ」と訴えた。

  ドル相場はブルームバーグがフォローする全ての主要通貨に対し、過去3カ月下落している。

原題:Dalio Warns of U.S.-China ‘Capital War’ That Would Hit Dollar(抜粋)

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