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インテル株、時間外で大幅安-新製品生産プロセスにまた遅れ

更新日時
  • インテル株は一時10%安、ライバルのAMD株は急伸
  • スワンCEO、生産の外部委託に柔軟に臨む姿勢示す-電話会見

半導体最大手の米インテルは23日、7ナノ(ナノは10億分の1)メートル技術に基づく新製品生産プロセスに再び遅れが生じていることを明らかにした。発表を受けてインテルの株価は、通常取引終了後の時間外取引で大きく下落した。

  インテルは同日の4-6月(第2四半期)決算発表に際し、「7ナノ中央演算処理装置(CPU)製品のタイミングは、従来想定に比べて推定6カ月シフトしている」と明らかにした。「インテルの7ナノ製品の製造歩留まり向上は、最近のデータに基づくと当初の当社目標より約12カ月遅れる方向だ」と説明した。

  23日の米国株式市場では、インテルの株価が時間外取引で一時10%下落。一方で同業のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価は7%上昇した。

  ボブ・スワン最高経営責任者(CEO)は電話会見で、7ナノ技術のチップの発売は2022年末ないし23年の早い時期になると述べ、予定より1年遅れになる見通しを示した。AMDは既に7ナノ技術のチップを販売している。

  インテルに対するライバル企業からの攻勢は近年強まっている。インテルは自社のプロセッサーの設計と生産を行うが、多くのライバル企業は設計に重点を置き、生産は台湾積体電路製造(TSMC)に委託している。これがTSMCの生産をインテルより高速化させ、AMDなどの企業に競争上の新たなチャンスを与えた。

  アマゾン・ドット・コムなどインテルの主要顧客もTSMC製サーバーチップの採用を増やしている。

  スワンCEOは生産の外部委託に柔軟に臨む姿勢を示した。これは何十年にもわたり自社生産のアプローチを取ってきた同社にとっては大きな変化だ。

  インテルの生産上の問題は今のところ、同社の財務ではなくむしろ評判にマイナスとなっている。4-6月期の売上高は前年同期比20%増の197億ドル(約2兆1000億円)。純利益は1株当たり1.19ドル。いずれもアナリスト予想平均を上回った。

  ジョージ・デービス最高財務責任者(CFO)は、インテルがパソコン用チップとサーバー用チップで今年市場シェアを伸ばす見通しを示した。

  

原題:Intel Slumps After Chip Production Process Delayed Again (3)

Intel Slumps After New Chip Production Process Delayed Again(抜粋)

(経営陣の見解や4-6月期業績を追加し、株価を更新します)
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