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英・EUの通商交渉、双方が妥協点模索かー土壇場まで交渉継続の様相

  • 依然として大きな隔たり、とEU・英の交渉担当者は声をそろえる
  • 意見の分かれる主要分野で進展に向け動きつつあると複数の関係者

英国と欧州連合(EU)による通商協定交渉の最新ラウンドは、双方が合意には程遠いとの見方を示して終了した。だが非公式には、主要分野で妥協点を見いだそうと進展に向け動きつつある。

  ロンドンでの交渉を終えたバルニエEU首席交渉官は23日に記者団に対し、英国とEUには「大きな隔たり」が依然としてあると述べ、英国がレッドライン(譲れない一線)としている部分で譲歩を拒めば、合意成立の「公算は小さい」との認識を示した。英国側の交渉責任者を務めるデービッド・フロスト氏は、交渉当局者らは合意が成立しない可能性に直面しなければならないと語った。

  ただ、公式の厳しい発言とは裏腹に、両者は今週のラウンドで意見が分かれる分野で妥協の意思を示そうとしたと、複数の関係者が述べた。合意の形態やEU司法裁判所の役割、英国がどこまでEUの国家補助規制を守らなければならないのか、などの分野だ。

  交渉は9月にかけて続けられ、間際までもつれ込みそうな見通し。当局者は10月半ばのEU首脳会議前に合意をひねり出したい考えだ。EU離脱に伴う英国の移行期間は年末で期限を迎える。

原題:Brexit Talks Head to the Brink as EU, U.K. Make Slow Progress(抜粋)

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