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ドル・円は小動き、リスクオンのドル安地合い続く-106円台後半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台後半で小動き。前日の欧州連合(EU)首脳による復興基金の合意や新型コロナウイルスのワクチンへの期待によるリスクオンの流れが継続、ドルは主要通貨に対して総じて上値の重い動きとなった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時8分現在、前日比0.1%高の106円87銭。ここまでのレジは106円71銭から106円89銭
  • ブルームバーグ・ドル指数は0.2%安の1193.12

市場関係者の見方

NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • きのうのEU復興基金の合意や新型コロナワクチンの開発期待で火が付いたリスクオンのドル売りの延長で、ドルは全般的に重い状況
  • ドル・円はリスクオンのクロス円上昇で相殺され、狭いレンジ内の動き。4連休前かつ実質五・十日で注目された仲値も、不足期待があったものの実需の売りもあり、思ったほど上値もなく波乱なく消化
  • ドル・円はドルが重い中で106円50銭がポイントも、仮に同ポイントを割れてストップロスの売りをつけても下値は限定的になりそう

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • ドル・円は短期的には106円50銭から70銭の価格帯が鍵。市場では106円50銭や106円ちょうどを割れると下げが強まるとの見方
  • ただ、リスクオンでの円売りや年金勢の買いによるサポートが出る可能性がある中で、意外と下がらない状況が続きそう
  • 週末・週初にかけては相場全体に調整が入りやすい。ユーロは長期的にはユーロ債需要にサポートされやすいが、短期的にはRSIで買われ過ぎになっており、いったんは調整が必要
  • 調整でドル買い戻しが見込まれるが、基調はリスクオンかつ米景気リスクから買い戻し余地は限定的

三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 夏枯れ相場の中でもリスクセンチメントはしっかりで、金融相場の中でドル売りが優勢な状況が続きそう
  • 今後は経済対策を動向に注目したい。共和党と民主党でまだ隔たりがあり、失業給付増額の月末期限切れが迫る中、議論の行方が焦点に
ブルームバーグ・ドル指数とドル・円の推移

背景

  • 新型コロナワクチン第1号、欧州では年内承認の可能性が視野に
  • 日経平均株価は前日比132円安で取引を終えた
  • 共和党上院議員らは経済対策案を巡る民主党との交渉に向け議論進めるも、21日の時点で詳細は依然流動的。来週末までの合意を目指すとしているものの、最終的な議会通過は8月にずれ込む可能性が高い
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