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新型コロナワクチン第1号、欧州では年内承認の可能性が視野に

  • EMAは夏過ぎに治験データ、生産などの逐次審査を開始
  • 最初のワクチンは大人用の公算大、子供用は開発に時間を要する

欧州当局は最初の新型コロナウイルスワクチンを年内に承認する可能性がある。多くの製薬会社がしのぎを削るワクチン開発では、先頭グループから有望な治験結果が出始めている。 

  欧州医薬品庁(EMA)で抗感染薬・ワクチンの責任者を務めるマルコ・カバレリ氏は、「監督当局として準備が整っているよう、われわれもその可能性に備えている」と21日のインタビューで話し、「今回のデータが2020年末までに何かしらの承認を得るために十分な内容かどうかが、問われることになる」と説明した。

  カバレリ氏によると、EMAは夏過ぎにも製薬メーカーと協力し逐次審査を開始する。承認プロセスを加速させるために、EMAは治験データや製造、臨床に関する情報が出そろう前からリアルタイムで評価する。これにより申請からわずか数日以内で、正式にワクチンを承認することが可能になるという。

  英オックスフォード大学とアストラゼネカは20日、共同開発のワクチン候補がヒトを対象とした初期の治験で有望な結果を示したと発表。米ファイザーと独バイオNテックが開発するワクチン候補や、さらに中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)のワクチン候補も有望な治験結果を明らかにした。

  カバレリ氏はまた、最初に承認されるワクチンは恐らく大人用になるだろうと説明した。子供用のワクチン候補の治験はより時間を要するほか、子供の新型コロナ感染はそれほど重症化しないとみられているためだ。

原題:First Covid Vaccine May Be Approved in 2020, EU Regulator Says(抜粋)

  

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