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工作機械の外需受注額、中国向けが28カ月ぶりに増加-6月

  • 前年同月比34%増の155億円、行動制限が解除で生産活動回復
  • 世界市場で一番元気があることは間違いないとファナック会長

工作機械の外需受注額で、中国向けが6月に28カ月ぶりに前年同月比でプラスに転じた。日本工作機械工業会の稲葉善治副会長(ファナック会長)は21日の会見で、「世界の市場の中で一番元気があることは間違いない」との認識を示した。

  日工会の発表によると、中国向け受注額は前年同月比34%増の155億円となった。新型コロナウイルスの感染が世界に先駆け小康状態となり、行動制限が解除されたことで生産活動が回復した。

  稲葉氏は、中国の工場の稼働率は70-80%あり、自動車メーカーではフル生産に戻った企業も「結構ある」と説明。半導体や第5世代通信規格(5G)に加え、感染症防止用のマスク製造向け需要が旺盛だったためとしている。

  ただ7月以降の中国向け受注について稲葉氏は、5Gやマスク向け需要が減速し、「水平飛行状態」になるとの見通しを示した。飯村幸生会長(芝浦機械会長)も6月の数字には4、5月から受注が後ずれした要因もあるとし、「反転のトリガーと判断するのは少し早い」と述べた。

  今後の懸念材料として飯村氏は、米国による中国の華為技術(ファーウェイ)に対する制裁強化の動きを挙げ、受注にも「一定の影響」が出てくるとみている。

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