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グローバル金融機関、台湾での事業拡大視野に-金融監督管理委トップ

  • 香港国家安全維持法の制定受けて一部がアジア戦略見直し
  • 一部の米証券会社が台湾での事業拡大を検討、具体名は挙げず

台湾の金融監督行政トップ、黄天牧・金融監督管理委員会(金管会)主任委員はグローバル展開する金融機関について、中国による香港国家安全維持法の制定を受けてアジア戦略の見直しを一部が始めたことで、台湾での事業拡大が視野に入りつつあるとの認識を示した。

  黄氏はインタビューで、一部の米証券会社が台湾での事業拡大を検討、他のグローバルバンクは新たな業務開始を計画していると説明した。台湾に関心を示した金融機関の具体名は挙げていない。

  金管会のデータによると、台湾での資産が多い外資系金融機関はシティグループやスタンダードチャータード、HSBCホールディングスなど。

  黄氏は「どこかの代替となるつもりはないが、それはわれわれに野心がないという意味ではない。香港だけでなく、それ以外のアジアの人材や資本にもアピールしたい」と述べた。

Hong Kong Protests Against The National Security Law and National Anthem Bill

香港でデモ参加者を拘束する警察部隊(2020年5月)

フォトグラファー:Lam Yik / Bloomberg

  香港は現在、金融センターとしての座を守るため、シンガポールや上海、東京などとの激しい競争にさらされている。台湾政府は多数の金融のプロが香港を後にする可能性があるとみて、域内経済の活性化につなげたい考え。今月には台湾移住を望む香港市民を受け入れる専門窓口を開設した。

原題:Taiwan to Welcome U.S. Banks, Seek Money Managed in Hong Kong(抜粋)

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