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ティックトック親会社、米国でロビー活動強化-「中国懸念」払拭狙う

  • 今年4-6月のワシントンでのロビー活動費は同社史上最高額
  • 4月以降、50人を超える米主要議員に接触-関係者

短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)は第2四半期(4-6月)、米連邦政府に対するロビー活動に同社史上最高額をつぎ込んだ。米議会への20日の届け出で明らかになった。

  ティックトックの米利用者データを中国政府に流しているという疑念の払拭(ふっしょく)に取り組む同社は、6月30日までの3カ月間でロビー活動に50万ドル(約5360万円)を費やした。これまでの最高は1-3月の30万ドルだった。

  米政治家はティックトックのルーツが中国にあることを問題視しており、トランプ大統領も先に米国内での使用禁止を政権が検討していると認めた。

ティックトックが米国の安全保障問題に-中国政府に個人情報渡るのか

  一方、登記上の本拠をケイマン諸島に移しているバイトダンスは、ティックトックが中国政府のためにデータを収集しているとの批判を繰り返し否定。米利用者のデータの保存先は中国ではなく、米国とシンガポールだと説明している。

  調査会社センサータワーによると、ティックトックのダウンロード回数は世界全体で20億回に上り、米国は1億6500万回。人種問題や11月の米大統領選に関する話題がユーザー間で盛り上がる中、同アプリの政治的な重要性が増している。

  ティックトックのワシントンでのロビー活動は昨年、会社幹部と有力上院議員をつなぐ取り組みから始まった。同地での活動には35人を集め、業界団体のインターネット協会で会長を務めていたマイケル・ベッカーマン氏らを引き込んでいる。

  同社のロビー活動に詳しい関係者がブルームバーグに語ったところによると、ティックトックは4月以降、50人を超える米主要議員のオフィスに接触している。

参考記事
ティックトックの若者ユーザー、トランプ陣営を再び攻撃対象に
ティックトックが企業構造の変更を検討、中国から距離置く-関係者

原題:TikTok Parent Spends Record on Lobbying as U.S. Pressure Rises(抜粋)

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