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米追加経済対策めぐる駆け引き加速、ペロシ氏は財務長官らと21日協議

更新日時
  • トランプ氏は共和党案の詳細を詰めるためにマコネル氏らと会談
  • 当初の共和党案は給与税減税を含む-マッカーシー下院院内総務

新型コロナウイルス感染拡大から米経済を守るための追加対策は、共和党が独自案の議論を続ける中、民主党のペロシ下院議長はムニューシン財務長官との協議に乗り出す。

  全米各地で感染者が急増し、経済指標が景気回復の行き詰まりを示す中、ペロシ氏とムニューシン氏は21日にシューマー民主党上院院内総務とメドウズ大統領首席補佐官を交えた会議を予定している。会議は米東部時間午後3時15分(日本時間22日午前4時15分)からペロシ氏のオフィスで開催予定だという。

  ムニューシン、メドウズ両氏は同日の早い段階で共和党上院議員と会談するが、学校再開や雇用を焦点としたい政権の意向には議員からの抵抗も予想される。

  ホワイトハウスと議会には、コロナ禍による不況の深刻化を防ぐための追加経済対策をまとめる時間は数週間しか残されていない。失業率が大恐慌以来の水準で推移する中、米経済を支援してきた2兆9000億ドル(約311兆円)の連邦政府の資金は底を突きつつある。

  ムニューシン氏は20日、ホワイトハウスで記者団に対し、追加経済対策の焦点は「子どもと雇用、ワクチン」になると語った。

Trump Meets With Cabinet Members, Members Of Congress On Stimulus Payments

ホワイトハウスでペンス副大統領(左)らと会談するムニューシン財務長官(中央)

写真家:Doug Mills / Pool / Getty Images

  これとは別にマコネル共和党上院院内総務は、党として民主党との経済対策協議の「出発点」を「できれば今週中に」提案したいと述べた。同氏は、既に3兆5000億ドル規模の提案を打ち出している民主党との合意を図るだけでなく、追加策に何を含むべきかに関する党内の一部対立も乗り越えなくてはならない。

  また、マコネル氏とともにホワイトハウスでトランプ大統領と会談したマッカーシー共和党下院院内総務は、当初の同党案には給与税減税も含まれると記者団に説明。同減税はトランプ氏が強く求めているが、それに難色を示す一部の共和党上院議員とホワイトハウスの間で緊張の要因になっている。

  米上院財政委員会のチャック・グラスリー委員長は、ホワイトハウスが推す給与税減税について記者団に聞かれると、「明日以降に聞いてほしい。そうすれば政権が本気かどうか分かるだろう」と語るにとどめた。

原題:Pelosi-Mnuchin Talks Open Sprint for a Last-Chance Stimulus Deal、Pelosi, Schumer, Meadows and Mnuchin to Discuss Stimulus Tuesday(抜粋)

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