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7月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500が2月来高値、ハイテク主導-ユーロ上昇

  20日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は2月以来の水準を回復、年初来でプラスに転じた。新型コロナウイルスワクチン候補の進展が伝わる中でも「ステイホーム」関連株を買う動きが活発だった。米国債は小動き。

  • 米国株はハイテク主導で上昇、ナスダック100が高値更新
  • 米国債は小動き、10年債利回り0.61%に低下
  • ユーロ上昇、復興基金巡るEU合意に期待
  • NY原油先物は反発、需要不安で上値は重い
  • NY金先物は続伸-銀にも逃避需要、2016年以来の高値

  ナスダック100指数は4月以来となる大幅上昇で終え、最高値を更新。アマゾン・ドット・コム、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズなどは経済活動制限の恩恵を受ける銘柄として買われ、大幅高となった。英製薬大手アストラゼネカの米国預託証券は乱高下。オックスフォード大学と共同開発するコロナワクチン候補が治験で有望な結果を出したことで急伸するも、アナリストの慎重な見解が材料視されて下げに転じた。

  S&P500種は前週末比0.8%高の3251.84。ダウ工業株30種平均は8.92ドル(0.1%未満)高の26680.87ドル。ナスダック総合指数は2.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.61%。

  投資家はこのほか、新型コロナ関連の追加景気対策を巡るホワイトハウスと議会共和党の協議にも注視した。

  コロンビア・スレッドニードルのポートフォリオマネジャー、ジーン・タヌッツォ氏は、新型コロナによる「経済的な混乱は財政・金融政策や中央銀行からの非常に大規模な対応を引き出した」とした上で、「こうした措置は金融市場の安定化を促したが、われわれが依然として低成長環境に置かれていることに変わりはない」と指摘した。

  外国為替市場ではユーロが上昇。新型コロナで打撃を被った国々を支援する「復興基金」に関する欧州連合(EU)協議の決着を待つ展開だった。CIBCのビパン・ライ氏は「今日中に合意に至らなかったとしても、合意できるまで協議が続く公算が大きい」と午前のリポートで指摘した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは対円では0.2%高の1ドル=107円27銭。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.1448ドル。早い時間には1.1468ドルで4カ月ぶり高値を付けていた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米株式相場の堅調に支えられたが、新型コロナの感染拡大に伴う需要不安で上値は重い。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前営業日比22セント(0.5%)高い1バレル=40.81ドルで終了。8月限は21日が最終取引。中心限月の9月限はこの日、17セント上昇し40.92ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント9月限は、14セント上げて43.28ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前営業日比で0.4%高の1オンス=1817.40ドル。この日の貴金属市場では銀が主役となり、9月限は1オンス当たり20ドルを超え、2016年以来の高値に上昇した。金と銀は今年、逃避需要が続く中で大きく上げている。

原題:Stocks Hit Highest Since February on Tech Rally: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Ply Narrow Ranges; Long-End Yields End Slightly Lower(抜粋)

Euro Holds Gain as EU Leaders Mull Proposed Deal: Inside G-10(抜粋)

Oil Recovers With Stronger U.S. Equities But Demand Woes Linger(抜粋)

Silver Futures Step Out of Gold’s Shadow in Surge to 3-Year High(抜粋)

◎欧州市況:株上昇、ワクチンや復興基金に期待-イタリア債大幅高

  20日の欧州株は上昇。新型コロナウイルスワクチンへの期待が買い材料となったほか、欧州連合(EU)が復興基金を巡り合意に近づきつつあることが好感された。

  ストックス欧州600指数は0.8%高。テクノロジーや建設、ヘルスケア関連が買われた。英製薬のアストラゼネカは1.5%高、過去最高値で引けた。英オックスフォード大学との協力で同社が開発する新型コロナのワクチン候補が、初期の治験で有望な結果を出したことが明らかになった。

  EUが景気刺激策で20日中に何らかの合意が成立するとの見方はすでに相場に織り込まれていると、CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マッデン氏は指摘。その上で同氏は、南欧諸国がすでに重債務を背負っている中で、融資の比重を増やした復興支援策がまとまるなら「一歩進んで二歩下がる」ようなものだろうと続けた。

  欧州債は、イタリア10年債と同年限のドイツ債のイールドスプレッドが縮小。イタリアがロックダウン(都市封鎖)に入る直前だった3月4日以来最少となった。復興基金を巡りEU首脳らが合意に向かうと期待されている。

  イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して、155bp。周辺国債のパフォーマンスが良好だった。イタリア2年債利回りは3月6日以来となるマイナス圏に突入した。

  ドイツ債はブルフラット化。他の中核国債のパフォーマンスを下回った。

  英国債は中期債中心に上昇。英国は21日に30年債と6年債の入札を実施する。

  ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.46%。フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.17%。イタリア10年債利回りは8bp下げて1.09%。

原題:European Stocks Rally on Stimulus Expectations, Vaccine Hopes(抜粋)

BTP-Bund Spread Back to Pre-Lockdown Levels: End-of-Day Curves(抜粋)

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