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【欧州市況】株上昇、ワクチンや復興基金に期待-イタリア債大幅高

20日の欧州株は上昇。新型コロナウイルスワクチンへの期待が買い材料となったほか、欧州連合(EU)が復興基金を巡り合意に近づきつつあることが好感された。

  ストックス欧州600指数は0.8%高。テクノロジーや建設、ヘルスケア関連が買われた。英製薬のアストラゼネカは1.5%高、過去最高値で引けた。英オックスフォード大学との協力で同社が開発する新型コロナのワクチン候補が、初期の治験で有望な結果を出したことが明らかになった。

  EUが景気刺激策で20日中に何らかの合意が成立するとの見方はすでに相場に織り込まれていると、CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マッデン氏は指摘。その上で同氏は、南欧諸国がすでに重債務を背負っている中で、融資の比重を増やした復興支援策がまとまるなら「一歩進んで二歩下がる」ようなものだろうと続けた。

Chemicals, miners, tech outperformed as benchmark approached June highs

  欧州債は、イタリア10年債と同年限のドイツ債のイールドスプレッドが縮小。イタリアがロックダウン(都市封鎖)に入る直前だった3月4日以来最少となった。復興基金を巡りEU首脳らが合意に向かうと期待されている。

  イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して、155bp。周辺国債のパフォーマンスが良好だった。イタリア2年債利回りは3月6日以来となるマイナス圏に突入した。

  ドイツ債はブルフラット化。他の中核国債のパフォーマンスを下回った。

  英国債は中期債中心に上昇。英国は21日に30年債と6年債の入札を実施する。

  ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.46%。フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.17%。イタリア10年債利回りは8bp下げて1.09%。

原題:European Stocks Rally on Stimulus Expectations, Vaccine Hopes(抜粋)

BTP-Bund Spread Back to Pre-Lockdown Levels: End-of-Day Curves(抜粋)

 

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