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モデルナ株が急落、2度目の投資判断引き下げ-他社が良好な治験結果

  • アストラゼネカやファイザーの治験データが有望な結果示す
  • JPモルガンが「オーバーウエート」から「ニュートラル」に下げ

米バイオテクノロジー会社モデルナは、株式投資判断で2度目の引き下げを受けた。過去12カ月間で同社の株価が6倍超値上がりしたとして、JPモルガンのアナリストが投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げた。20日の米株式市場でモデルナの株価は大幅下落。

  JPモルガンのアナリスト、コーリー・カシモフ氏はモデルナが開発する新型コロナウイルスのワクチン候補mRNA-1273について、「mRNA-1273の早急な開発、この開発に対する投資家の関心の相当な広がり、さらに明らかに満たされていないニーズ、つまり新型コロナウイルスワクチンの機会を考えると、株価の動き自体にそれほど驚きはない」とリポートで指摘した。

  投資判断引き下げはワクチン候補の見通しによるものではない。カシモフ氏は同社のワクチン候補については強気な見方を維持している。同氏が注視するのは、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)がどれほど長期化するのか、またワクチンの価格設定方法やモデルナが直面する競争環境だ。カシモフ氏と同氏のチームは、現在のところは様子見を助言した。

  新型コロナワクチンを巡っては、英オックスフォード大学が同国製薬大手アストラゼネカと共同で開発を進めているワクチン候補と、米製薬大手ファイザーと独バイオNテックが開発するワクチン候補でいずれも良好な治験データが明らかになった。このこともモデルナ株に打撃となった。

  モデルナ株は一時17.7%下落と、日中の下げ幅としては約2カ月ぶりの大きな下げを記録した。

  3月にはバンク・オブ・アメリカのアナリストが、モデルナの投資判断を「買い」から「ニュートラル」に引き下げている。

原題:Moderna Sinks on Second Downgrade, Data From Rival Vaccines (1)(抜粋)

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