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「雇用なき景気回復」、欧州のリアルなリスクに-あまりにも不透明

  • 「雇用喪失の大きな部分はまだこれから起こる」-ABNアムロ
  • ユーロ圏失業率、年末までに約10%にも-ブルームバーグ調査

欧州は失業急増に見舞われる可能性がある。人員削減と一時帰休が増え、雇用環境は容易に反転しそうもない。

  経済が持ち直しつつあり、景況感は回復しているが、企業の採用にはつながっていない。固定費を見通すにはあまりにも不透明だ。

  政府の雇用維持支援が終われば、一時帰休の従業員を再雇用しない企業も多いかもしれない。

Main Concerns

Covid-19 and joblessness are what people around the world fear most

Source: Ipsos MORI What Worries the World survey

Note: research among adults aged 16-64 in 27 countries. c. 19,000 per month

  欧州にとってリアルなリスクとなりつつあるのが、成長率は上昇しても失業率が長期にわたり高止まりする「雇用なき景気回復」だ。そうなれば個人消費は回復せず、小売りや外食業界への打撃が続く悪循環に陥る可能性がある。

  ABNアムロのエコノミスト、ニック・コーニス氏は「景気回復の最初の段階には雇用は増えないだろう。これは欧州では通常だ。雇用喪失の大きな部分はまだこれから起こる」と話した。

Bad Recovery

Unemployment will stay high right through 2021

Source: Eurostat, Office for National Statistics, Bloomberg surveys

  ブルームバーグの調査によれば、ユーロ圏の失業率は年末までに約10%に達する可能性がある。2021年の成長回復はこれを覆すのに十分ではないと見込まれている。英国の失業率は8%に達すると予想されている。

After Furlough

Joblessness may jump in the euro area when retention schemes end

Source: Bloomberg Economics

原題:A Jobless Recovery Is Becoming a Real Risk for Europe’s Economy(抜粋)

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