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ブラックロック、中国から新興国に資金をシフト-記録的な株高受け

  • インドやインドネシア、ロシア、メキシコの株式選好とフレーザー氏
  • ブラックロックに先立ちDWSやHSBCも中国株から資金引き揚げ

世界最大の資産運用会社ブラックロックは中国株の記録的な上昇を受け、世界の投資家に追随して利益確定の動きに出ている。景気回復がもっと初期の段階にある新興国市場に資金の一部をシフトする計画だ。

  ブラックロックの新興市場株グローバル共同責任者、ゴードン・フレーザー氏は新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な打撃を受けたものの、「極めて柔軟な経済」のおかげで回復が見込めるとして、インドやインドネシア、ロシア、メキシコなどの株式への投資を開始。インタビューでこれらの国々について、債務は持続可能な水準で、変動為替相場制を採用しており、国民は経済ショックへの対応に慣れていて回復力があると分析した。

  ブラックロックに先立ち、DWSグループやHSBCホールディングスが中国株の最近のアウトパフォーマンスを理由に一部資金を引き揚げていた。MSCI中国株指数は新型コロナ危機からの経済回復の兆しなどを受け、3月19日の安値から一時40%余り上昇していたが、政府が投機沈静化に動いたことから、その後は上げ幅を縮小している

  フレーザー氏は中国株の好調なパフォーマンスを受け、「ポジションを縮小し、利益を確定させる方向だ」と指摘。中国については、「依然としてオーバーウエートで、ネガティブではない」とした上で、「景気改善の恩恵をまだ享受していない他の好機について、よりポジティブになっているだけだ」と説明した。

Analysts have started upgrading earnings estimates for emerging markets

原題:
BlackRock Shifts Money From China After Break-Neck Stocks Rally(抜粋)

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