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ユーロが約4カ月ぶり高値、復興基金合意へ前進-ドル・円は伸び悩み

更新日時

東京外国為替市場ではユーロが上昇。欧州復興基金を巡る協議の前進を受け、対ドルで3月以来の高値を更新した。ドル・円相場は実需とみられる買いにより、一時1週間半ぶりとなる1ドル=107円台半ばまで値を切り上げた後、伸び悩んだ。

  • ユーロ・ドルは午後3時59分現在、前週末比0.3%高の1ユーロ=1.1459ドル。協議難航との見方から売られる場面も見られたが、午後には1.1467ドルと3月9日以来の高値まで上昇
  • ユーロ・円は一時0.5%高の1ユーロ=122円98銭と6月8日以来の水準までユーロ高が進行
  • ドル・円は0.2%高の107円24銭。107円02銭を安値に、仲値公示にかけて一時は107円53銭と8日以来の水準まで上昇
ユーロは3月高値に接近

市場関係者の見方

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 首脳会議を延期した時点で最後までやり上げるという意思が見られたのであまりサプライズはない
  • ただ、ユーロはかなりモメンタムが上方向に向いており、これで上を試す口実はできた感じ。3月高値1.1495ドルや節目の1.15ドルが完全に視野に入っている

みずほ銀行の加藤倫義参事役

  • ドル・円の上昇については、資本が動くような特殊玉が仲値で入ったのではないか
  • 東京都などでの新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、投機筋が不要不急のポジションを取らないので、実需に振り回されるような状況になっている
  • 輸出の売り目線が若干下がってきているのも事実。107円半ばぐらいから少しずつ売っていこうという目線になっており、ドル・円もそれにぶつかったのだろう。ここからは107円前半で小動きになりそう

背景

  • 欧州連合(EU)は17日に開幕した首脳会議を延長。補助金と低利融資のバランスを巡る意見調整で進展があり、20日午後4時(日本時間同11時)から協議を再開する
    • 補助金額に異論を唱えていたオランダとオーストリア、デンマーク、スウェーデンの4カ国が補助金部分を3900億ユーロとする案に満足し、妥協案を受け入れる用意があると当局者
  • 東京都は20日、新たに168人の新型コロナウイルス感染者を確認。全国でも新規感染者は増加傾向にあり、NHKによると19日夜の時点で計511人の感染を確認
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