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英EU、6週間本格交渉開始へ-「通商合意なき離脱」回避予断許さず

  • フロスト氏とEUバルニエ氏がロンドンでの20日の夕食会で交渉開始
  • 合意に手が届くという英・EU当局者の楽観的感触は今や消滅した

欧州連合(EU)首脳らとジョンソン英首相がテレビ会議を先月行った際、離脱後の英・EU関係を巡る合意に手が届くという楽観的感触を双方の当局者は得た。しかし、その自信も今や消滅しつつある。

  合意のための時間がなくなり圧力が高まる状況で、ジョンソン首相のチームでEUとの交渉を担当するデービッド・フロスト氏とEUのバルニエ首席交渉官はロンドンで20日に夕食を共にし、6週間にわたる初のフルラウンド交渉をスタートさせる。

  協議の事情に詳しい複数の関係者によれば、テレビ首脳会議後の英・EUの首席交渉官による非公式協議で、進展は見られなかった。歩み寄りの努力が報われなかったとEU当局者らは非公式に述べ、英国の担当者もEU側の譲歩が十分でない反論した。

  フロスト氏とバルニエ氏は、最近数週間で複数回の夕食を含む対面での協議を行い、5月以降のバーチャル形式の話し合いで生じたとげとげしさは若干緩和された。

  バルニエ氏は漁業権、国庫補助に関するEU規則に英国がどこまで準拠するかという問題、EU司法裁判所が協定で果たす役割という最も対立する3点で、譲歩の用意を示唆したが、英側からはどこに歩み寄りの余地があるか示されなかったと当局者の1人は語った。

  そうしなければさらにひどくなるという理由で漁業権など多くの分野について、英国の強硬な立場を無条件で受け入れた方がよいとEU諸国が結局考えるだろうと英当局者は主張。自分たちが優位に立っていると感じていることも、英側が動かない説明になると考えられる。

原題:Brexit Negotiators in Tense Standoff, Dashing Hope of Swift Deal(抜粋)

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