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超長期債中心に上昇、20年債入札結果を好感-利回り曲線はフラット化

更新日時

債券相場は超長期債中心に上昇。この日に行われた20年債入札が順調だったことを受けて買いが優勢だった。年限が長いゾーンの金利低下幅が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発20年債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)低下の0.40%、新発30年債利回りは2bp低い0.575%、新発40年債利回りは一時2.5bp低い0.605%に低下
  • 新発10年債利回りは1bp低い0.01%
  • 長期国債先物9月物の終値は6銭高の152円43銭。朝方は売られる場面もあったが、徐々に水準を切り上げ、午後は入札結果を受けて一時152円48銭まで上昇

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 20年債入札は最低落札価格が高く強めの結果だった
  • 入札結果を好感して先物も買われた
  • 超長期債の需給不安はいったん後退。20年債利回りはここしばらく0.38%ではね返されてきたが、しばらく0.3%台後半で滞留する可能性
  • 次の注目は28日の40年債入札。増発されていないので相場の重しにはならないだろう

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 20年債入札結果を好感して超長期債中心に買われた
  • 中央銀行の金融緩和のおかげで米債や米株を含め市場のボラティリティーが下がっており、ポジションを持ちやすくなっていることも入札好調の一因か
  • 来週の40年債入札を終えると次の超長期債入札まで間が空くことに加え、8月は例年債券が買われやすいという季節性を考えると金利は引き続き低下方向か
20年物国債利回りの推移

20年債入札

  • 最低落札価格は99円65銭、市場予想99円55銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.80倍、前回3.87倍
  • 小さいほど好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は5銭、前回4銭
  • 備考:日本債券:20年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.125%0.010%0.400%0.575%0.610%
前日比横ばい-0.5bp-1.0bp-1.5bp-2.0bp-2.0bp
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