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ボーイング、未納入ドリームライナー在庫膨らむ-新たな財務の重荷に

  • カリフォルニア州の砂漠にある駐機場にも搬入を始めているという
  • MAX運航停止のコスト埋め合わせをドリームライナーに頼ってきた

ボーイングは、新たに製造した787ドリームライナーを格納するスペースが不足しつつある。同機はワシントン州やサウスカロライナ州にある工場近くの駐機場のあらゆる利用可能な場所にしまい込まれているようだ。

  同社の敷地内に多数のドリームライナーが駐機していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ボーイングの工場で製造されるドリームライナーを追跡するブロガー、ユーレッシュ・シェス氏は、駐機数が合計で50を上回るとしている。

  これは顧客への引き渡しを通常待つボーイング機の2倍余りの数に相当する。同氏によると、同社はカリフォルニア州ビクタービルの砂漠にある駐機場にも搬入を始めているという。

  ボーイングは737MAXが2回の墜落事故を受け2019年3月に運航停止となって以降、200億ドル(約2兆1400億円)のコスト負担を被り、その埋め合わせをドリームライナーに頼ってきた。

  だが、規制当局が737運航再開の承認に近づく状況にもかかわらず、新型コロナウイルス感染拡大で今年に入り長距離フライトへの関心が低下。納入されないドリームライナーの在庫が積み上がり、それが新たな財務の重荷となっている。

原題:
Boeing Faces Financial Drag From Dozens of Undelivered 787 Jets(抜粋)

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