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EU、復興基金で2日目の会合でも合意に至らず-19日に再び協議

更新日時
  • 返済義務のない補助金と融資の配分で折り合うことができず
  • 19日に合意に至らない可能性もあるとメルケル独首相

欧州連合(EU)加盟国の首脳は新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策として、7500億ユーロ(約92兆円)規模の復興基金を巡り、ブリュッセルで開いている2日目の会合でも合意に至らず、19日に再び妥結を目指すことになった。

  基金の構成や付帯条件について一致点を見いだそうと、18日午後11時(日本時間19日午前6時)に交渉が散会となった後も、首脳らは非公式の協議を続けた。この話し合いにはオランダのルッテ首相やドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領らが臨んだが、返済義務がない補助金と返済が求められる融資の配分で折り合うことができず、急遽終了した。

  ドイツとフランスが少なくとも4000億ユーロを補助金とするよう主張しているのに対し、オランダやオーストリア、デンマーク、スウェーデン、フィンランドは補助金の規模をもっと小さくするよう強く求めていると、仏外交官1人が語った。妥協点を見いだそうと何度か試みた後、メルケル首相とマクロン大統領は協議の場を去り、さらなる話し合いのため共にホテルに戻ったという。

  ルッテ首相はその後記者団に対し、独仏首脳について「彼らは不機嫌になって退出した。あすには妥結が可能だが、複数の大きな問題が残っている」と話した。

  投資家が既にEUによる妥結を織り込んでいることから、週明け20日の金融市場のオープン前までに、加盟国首脳は意見の隔たりを埋めるよう強い圧力にさらされている。

  メルケル首相は19日午前、「われわれは3日目の協議に入るところで、決定的なものとなるのは確かだ」とした上で、「きょう合意に至らない可能性もある」と述べた。

原題:Merkel and Macron Walk Out on Rutte in EU Stimulus Dispute (2)(抜粋)

(見出し3本目を変え、最終段落にメルケル首相の発言を加えて更新します)
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