コンテンツにスキップする

EU首脳、復興基金巡り意見対立-金融市場も神経質に

欧州連合(EU)加盟27カ国の首脳は17日、7500億ユーロ(約92兆円)規模の復興基金での合意を目指して議論を開始したが、険悪な雰囲気の夕食会の後で週末に意見が一致するかどうか分からない状況だ。
   
  EU各国が新型コロナウイルスの感染拡大で3月にロックダウン(都市封鎖)を開始して以来、首脳が一堂に会するのは今回が初めて。EU臨時首脳会議の初日の大半、各国は自国の立場を繰り返した。当局者によると、ミシェルEU大統領が復興基金からの資金拠出を加盟国が停止できるメカニズムを提案した後で、会議の雰囲気が悪化した。

  オランダのルッテ首相は新型コロナで最も打撃を受けた南欧諸国に関して、経済を改善するプロジェクトに資金が充当される確固たる保証なしに拠出を認めないと主張。ミシェルEU大統領は提案でルッテ首相の説得を試みたのだ。

  同当局者によると、妥協案でルッテ首相を説得することはできず、他の多くの首脳を困惑させた。

  ドイツのメルケル首相は首脳会議開始前にブリュッセル入りした際、「交渉は困難を極めると思う」と発言。トレーダーも神経質になっている。

  ストックス欧州株600指数は17日に終日、プラス圏とマイナス圏を行き来し、結局0.2%高で終了。ドイツ国債相場が小幅下落し、市場は首脳会議の結果待ち。

  ポーランドのモラウィエツキ首相は協議終了後に記者団に対し、「急ぐ必要はない」として、「明日も19日も最終合意がない公算は非常に大きい。われわれは7月中にもう一度会う可能性について話している」と語った。

原題:
EU Leaders Clash Over Stimulus Package With Markets on Edge (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE