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英中銀総裁、景気回復の強さを確信せず-予測困難な要素に左右される

  • 成長軌道、人々の行動や感染第2波が決定付ける-ベイリー総裁
  • 総裁発言、他のMPCメンバーよりも慎重な見方であることを示唆

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、景気が堅調に回復しているとの見方には同調せず、結局のところ予測困難な要素が景気回復を左右すると主張した。

  イングランド銀のチーフエコノミスト、アンディ・ホールデン氏は先月、英国の景気回復は中銀当局者の予想以上の強さを見せていると指摘したが、ベイリー総裁はより慎重な見解であることがうかがわれる。金融政策委員会(MPC)のテンレイロ委員は今週、景気回復は年後半に頭打ちとなるだろうと述べた。

Coronavirus Slump

U.K. economy contracts more than 10% in all 3 scenarios published by OBR

Source: Office for Budget Responsibility, Office for National Statistics

Note: Q4 2019=100

  ベイリー総裁は17日、ウェブセミナーで「私は常々、景気回復を説明する言葉使いには若干神経質になる」と発言。英国の成長軌道は人々の職場復帰や商店、レストランに足を運ぶようになる時期、さらに新型コロナウイルスがもたらした恒久的なダメージの度合いなどに左右されると論じた。

Bank of England News Conference On Coronavirus Rate Cut

ベイリー総裁

  さらに、こうした要素は新型コロナ対策の医療の進歩や感染第2波の恐れ、それが発生した場合にどの程度の規模にとどまるのかなどにも影響されると述べた。

  総裁は今年4ー6月(第2四半期)の英経済は昨年末と比べて23ー25%縮小した可能性が高いとの見方を示し、ロックダウン(都市封鎖)の制限緩和が一部の事業セクターには好影響をもたらしているが、ホスピタリティや娯楽といった産業は厳しい状況が続いていると指摘した。

原題:BOE Governor Isn’t Yet Convinced by Strength of U.K. Recovery(抜粋)

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