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ドル・円小幅安、東京でのコロナ感染増を嫌気-107円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅下落。欧州連合(EU)臨時首脳会議(サミット)の開催を前に、東京都での新型コロナウイルス感染者の増加が株安、ドル・円やクロス円を下押しした。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時現在、前日比0.1%安の1ドル=107円21銭。107円36銭を高値に一時107円17銭まで下落
  • ユーロ・ドルは前日比ほぼ横ばいの1ユーロ=1.1379ドル。ユーロ・円は0.1%安の1ユーロ=122円ちょうど

市場関係者の見方

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 海外からは東京の感染者増を気にする声が聞かれており、これが日本株の午後の軟調地合いに響き、ドル・円やクロス円の売り圧力につながっている
  • EUサミットもアジェンダを見る限りあすがヤマ場で、きょう市場が開いている時間帯にはあまり動きはなさそう。とはいえ、要人発言などはケアする必要
  • 来週は、EUサミットの結果と相場の初動、さらには米経済対策などが注目。ただ、夏枯れで流動性が薄くなる日柄
  • ヘッドラインリスクに注意必要も、ドル・円は106円から108円のレンジで様子見もみ合いに

ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクター

  • 為替全体が株高でドル売り、株安でドル買いで動いており、ドル・円には主体性がない
  • きょうはEUサミットがあり動きづらい。サミットでは復興基金について、夏前までにゴールが見えるメッセージを出してくると予想。ポジティブで週明けリスクオンの材料に
  • 来週は米議会での景気対策の動向にも注目。賃金補助の期限に対してどういう対策が出てくるか。内容は不透明だが、対策そのものはネガティブではない
  • 結果、株、金利が上がり、ドル・円もやや下がる可能性。ただ、リスクオフの円買いではないので、下値リスクは限定的
今週のドル・円の動き

背景

  • 東京都内で17日、新型コロナウイルスへの新たな感染の確認が290人台になる見通しだとNHKなどが報道。1日当たりで過去最多だった16日の286人を上回ることに
  • EU27カ国は17日、18日にブリュッセルで対面形式による臨時首脳会議を開催。実質的な復興基金となる総額7500億ユーロの経済再建策の詳細を協議
    • ドイツのメルケル首相は早期承認に向けた各国政府の歩み寄りを求めているものの、財源などを巡りオランダや北欧諸国が反対。加盟国間の意見対立が深い状況
  • ホワイトハウスは16日、次の包括的経済対策に給与税減税が盛り込まれなければ、トランプ大統領が拒否する可能性があると示唆
  • 日経平均株価は前日比73円安で取引を終了。朝方に87円高まで上昇した後、一時126円安まで下落の場面も
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