米国、大都市の住民の大半が気分の落ち込みを経験-「コロナうつ」か
Alexandre Tanzi-
結果が悪かったのはフェニックスやロサンゼルス、マイアミなど
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50歳未満の回答者は高齢者よりも気分の落ち込みを感じている
新型コロナウイルス感染拡大が国民生活に与える影響について調査した米国勢調査局の「家計パルスサーベイ」を基にブルームバーグが推計したところ、大都市圏に住む米国民の過半数が先週、気持ちの落ち込みや憂うつな気分、絶望感を感じていた。
一部の気候の良い都市での結果が最も悪く、アリゾナ州フェニックスやカリフォルニア州ロサンゼルス、フロリダ州マイアミでうつの頻度が高かった。
United States of Melancholy
Majority feeling down, depressed, or hopeless at least several days
Source: U.S. Census
Note: Total population 18 years and older surveyed between July 2, 2020 to July 7, 2020
新型コロナ感染拡大を抑制するためのロックダウン(都市封鎖)措置で収入を失った人のいる世帯では約3分の2が憂うつな気分を感じたと回答した。一方で、収入減のなかった世帯で同様の回答をした人は半数弱だった。
50歳未満の回答者が最も懸念していることは生計手段を失うことで、高齢者よりも気分の落ち込みを感じている人が多かった。
Young & Glum
Younger Americans feeling down, depressed, or hopeless
Source: U.S. Census
Note: Total population age 18 and older surveyed between July 2 2020, and July 7, 2020
原題:Majority of Americans in Largest Cities Report Covid Depression(抜粋)