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スペイン風邪と比較する発言は無責任-大統領補佐官がファウチ氏批判

  • 「1918年に経験した状況に匹敵するだろう」とファウチ氏
  • ナバロ氏論説のファウチ氏批判は「適切ではない」とメドウズ氏

メドウズ米大統領首席補佐官は16日、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長が新型コロナウイルスの感染拡大を1918年に始まったスペイン風邪流行になぞらえたことを批判した。一方、ナバロ大統領補佐官がファウチ氏を公に批判したことについては適切ではなかったとの見解を示した。

  メドウズ氏はFOXニュースとのインタビューでファウチ氏について、新型コロナが「1918年のスペイン風邪流行より深刻または同程度に深刻だと示唆した」とした上で、「これは誤りであるばかりでなく、そうした示唆は無責任だと言える」と語った。

  米紙ワシントン・ポストによると、ファウチ所長は14日、ジョージタウン大学主催のイベントで、新型コロナは「歴史的な規模のパンデミック(世界的大流行)」だとし、将来「過去を振り返った時、1918年に経験した状況に匹敵するものとなっているだろう」と述べた。また「これに近づかないことを願っているが、深刻さでそれに近づきかねない要素がある」とした。

  スペイン風邪の流行によって全世界で数千万人が死亡したとされるが、ブルームバーグの集計によると、新型コロナによる死者はこれまでに世界全体で58万8000人余り、米国で13万8000人を超えている。

  一方、ナバロ氏が許可を得ずに米紙USAトゥデーの論説でファウチ氏を批判したことについて、メドウズ氏は「論説で自分の意見を示すことは、それが確固たる考え方に基づいているかどうかにかかわらず適切ではない。ナバロ氏はそれを理解していると思う」と述べた。

  FOXとのインタビューの後にメドウズ氏は記者団に対し、「ファウチ氏をないがしろにする取り組みが進んでいる」とは思わないと語った。

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原題:Mark Meadows Calls Fauci’s 1918 Flu Comparison ‘Irresponsible’
(抜粋)

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