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【債券週間展望】長期金利低下か、リスク回避の買い-20年入札に注目

7月第4週(20日-22日)の債券市場では長期金利に低下圧力が掛かりやすいと予想されている。新型コロナウイルスの感染拡大継続などを背景としたリスク回避の買いのほか、日本銀行による国債買い入れオペが金利上昇を抑制するとみられている。一方、今月からの国債発行増額の相場への影響を見極めたいとの姿勢は強く、20年利付国債入札が注目されている。

長期金利の推移

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 新型コロナの感染拡大に加え、米中対立などへの警戒感も続いており、リスク回避姿勢は強まりやすい
  • 先行きの不透明要因が多く残る中で、債券相場はしっかりとした動きが継続するだろう
  • 国債増発による需給悪化懸念で超長期債を中心に利回りが上昇していたが、今月に実施された入札は全て順調に消化されており、20年債入札にも幅広い投資家の需要が見込まれる
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.03%~プラス0.03%

◎バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 新型コロナ感染拡大や米中問題など債券買いの材料が多く、マクロ環境的には金利低下方向
  • 連休を控えて積極的にポジションを取りにくい中で、横ばい圏での推移を予想
  • 一方、これまでに実施された発行増額後の入札結果が強かったことから警戒感が薄れているものの、20年債入札の結果次第では再び需給の緩みに目が向く可能性も
  • 長期金利の予想レンジはプラス0.01%~プラス0.05%


国債入札予定

対象年限発行予定額
21日20年1.2兆円程度(前回9000億円程度)

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
22日1-3年4200億円
3-5年3500億円
5-10年4200億円

主な材料

  • 20日:日銀金融政策決定会合議事要旨(6月15、16日分)
  • 21日:6月の全国消費者物価指数(CPI)
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