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元HSBCエコノミストの林浩波氏、香港立法会選挙への出馬目指す

  • 中国の影響拡大に対して金融サービスの独立性を守りたい考え
  • 中国の極めて大きな影響力は企業に「原則を放棄」させることが可能

英銀HSBCホールディングスの元エコノミストが9月に行われる香港立法会(議会)選挙への出馬を目指すと表明した。中国の影響拡大に対して金融サービスの独立性を守りたい考えだ。

  林浩波(ケルビン・ラム)氏は立法会議員選への立候補発表に際し、「銀行や企業、金融専門家は恐怖を感じ、政治的コメントを強制されるような環境で業務を行ったり、働いたりすべきではない」と主張。「党の規則に従うことは金融業界にとって最も必要のないことだ」と訴えた。

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  林氏はHSBCのアジア最高幹部が先月、中国の香港国家安全法制への支持を示し、同行が事実上「党の規則に従った」ことには賛同しないとしながらも、HSBCがそうした理由は理解できるとの立場も示した。中国の極めて大きな影響力は企業に「原則を放棄」させることができるという。

  林氏(41)はインタビューで、「国際企業に現地の政治スタンスを強制するのは論外で、極めて職業倫理に反している」と指摘した。

  林氏は2018年まで2年間、HSBCで大中華圏のエコノミストとして働いた。シティグループとUBSグループ、サンタンデール銀行での勤務経験もある。昨年11月の香港区議会(地方議会)議員選挙では、当局により立候補が認められなかった民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏に代わって出馬し、当選を果たした。

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原題:Ex-HSBC Economist Backs Hong Kong Banks in Legislature Bid (1)

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