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中国の景気回復持続、新型コロナに苦しむ世界経済次第-外需低迷も

  • COVID19の状況は世界各地で悪化し続けている-丁爽氏
  • 世界経済と貿易の再開容易ではない-国家統計局の劉愛華報道官

中国経済は4-6月(第2四半期)にプラス成長に戻ったが、その勢いは不確かだ。日米など主要な貿易相手国が新型コロナウイルスの感染再拡大に見舞われ、新たな対応を迫られているためだ。

中国経済、4-6月にプラス成長復帰-小売売上高は振るわず

  スタンダードチャータードの大中華圏・北アジア担当チーフエコノミスト、丁爽氏は、「COVID19(新型コロナウイルス感染症)の状況は世界各地で悪化し続けている。中国の製品・サービスに対する需要を弱める可能性があり、中国経済が直面している主要なリスクだ」と述べる。

Return to Growth

But continued drop in retail sales is undercutting industrial output rebound

Source: National Bureau of Statistics (Note: Jan.-Feb. data combined)

  国家統計局の劉愛華報道官は北京での記者会見で、世界的な新型コロナ感染が引き続き国内景気回復の大きな制約要因になるとの認識を示し、「世界経済と貿易の再開は容易ではない。国内需要の持ち直しは現在、一定の水準に限定されている」と語った。

  ただ6月の中国輸出入はいずれも前年同月水準を上回った。TSロンバードの中国担当チーフエコノミスト、荘波氏は「輸出拡大がある程度の逆風を受けたとしても、中国経済の回復は今後数四半期続くと考えている」と話す。

  バンク・オブ・アメリカの大中華圏担当チーフエコノミスト、喬虹氏は「他国でのスムーズでない不均等な経済再開は外需が弱まることを暗示している。中国の工業生産活動の足かせとなる公算が大きい」と指摘している。

  日本銀行は新たな展望リポートで、景気の現状について「極めて厳しい状態にある」との認識を維持した。

原題:China’s Rebounding Economy Now Hinges on Global Recovery Too(抜粋)

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