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東京の新規感染者は293人、2日連続で過去最多-小池知事

更新日時
  • もう一歩踏み込んだ対策を、指針守らぬ店には休業要請可能-西村氏
  • 直ちに緊急事態宣言再発令する状況とは考えず-菅官房長官

東京都内で17日、新たに293人の新型コロナウイルス感染者が確認された。16日の286人を上回り、2日連続で1日当たりの過去最多を更新した。小池百合子知事が記者会見で明らかにした。

  感染者293人のうち、7割が20、30代だが、40、50代も増加しており、小池都知事は「世代間の広がりも出てきている」と指摘。夜の街などで、感染症対策のガイドライン(指針)を徹底していない店舗の利用を避けるよう要請した。都の発表文によると、293人のうち濃厚接触者は151人、感染経路が不明は142人。

  その後、西村康稔経済再生担当相と小池氏ら1都3県の知事はオンライン会議を実施。西村氏は新規感染者は首都圏がかなりのウエートを占めているとして、「もう一段、もう一歩踏み込んだ対策を検討する段階に来ている」と指摘した。その上で、指針を順守していない個別の店舗に対し、特措法第24条9項に基づく休業要請を行うことは可能との認識も示し、対応を促した。

  小池氏は同会議後、今後の具体的な対策については新宿、豊島両区など新規感染者が多く確認されている地域とも連携しながら、「効果のある対応策を練っていきたい」と記者団に語った。

  感染再拡大を受けて、香港やオーストラリアなど一部の国・地域は活動制限を再び強化しているのに対して、日本政府は経済活動との両立の観点から慎重な姿勢を示している。菅義偉官房長官は17日午後の記者会見で、医療体制はひっ迫しておらず、「直ちに再び緊急事態宣言を発出する状況に該当するとは考えていない」と述べた。都内で入院中の重症者は16日の発表では7人だったが、17日は10人に増えた。

新型コロナウイルス関連倒産が350件に、東京都は86件-帝国データ

Japan Pushes Ahead With Re-Opening Even as Tokyo Cases Mount

マスク姿の歩行者ら(東京・新宿、7月10日)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  東京の新規感染者数は、7月2日から6日連続で100人を超えた後、8日にはいったん75人に減少したものの、9日に224人、10日に243人となり、11、12日両日は206人と1日当たりの感染者数が4日連続で200人を超えた。13日から15日は100人台で推移していたが16日には最多の286人に跳ね上がっていた。

東京都は15日にコロナ警戒を最高レベルに

17日は293人で2日連続の過去最多

出所:東京都

  都は15日、新型コロナウイルスの感染状況について、専門家の評価に基づき設定する警戒レベルを4段階のうち最も深刻な「感染が拡大していると思われる」に引き上げた。小池知事は臨時の記者会見で、「感染拡大警報を発すべき状況」であるとして、都民に感染拡大防止策の徹底を改めて呼び掛けた。

  内閣官房が公表した16日午後7時台の人の流れに関する「Agoop」社のデータによると、新宿・歌舞伎町は前日比10.5%減、新橋駅で同5.8%減だったが、新宿駅は同3.8%増、池袋駅は同4.3%増だった。

  新規感染者数は他の地域でも増加している。17日も大阪府が53人、神奈川県が43人の感染を発表した。神奈川県の黒岩祐治知事は同日、独自の「神奈川警戒アラート」を出し、十分な感染防止対策を講じていない店舗に行かないよう県民に呼び掛けた。

 

(西村再生相と1都3県知事のオンライン会議の内容などを追加し、更新しました)
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